いたつ 意味
- いいたつ 【言ひ立つ】 ※一※ （動タ四） （１）ものを言いながら立っている。 「物をいと久しう―・ち給へれば/枕草子 49」 （２）言い始める。 「かく―・ちてとどまりたらむ，いとをこならむ/落窪 3」 （３）うわさが立つ。 「この岩のある故ぞ，と―・ちにけり/宇治拾遺 2」 ※二※ （動タ下二） ⇒いいたてる
- いたつき 【板付き】 （１）板のついたもの。板についたもの。 （２）板の間。板敷。 （３）〔「板」は舞台の意〕 芝居で，開幕のとき，すでに俳優が舞台に出ていること。また，その俳優。 ; 【労き・病き】 〔「いたづき」とも〕 （１）病気。 「―ガ身ニイル/ヘボン（三版）」「かくては御身が―も遠ほからずして癒ゆべし/こがね丸（小波）」 （２）苦労。骨折り。 「―もなく，人の家刀自にぞな
- いたつく 【労く】 〔「いたづく」とも〕 （１）苦労して物事に当たる。努める。 「とかうものすることなど―・く人多くて/蜻蛉（上）」 （２）世話をする。いたわる。 「かくてねむごろに―・きけり/伊勢 69」 （３）病気になる。疲れる。 「イタヅキ参ラセソロ/日葡」
- いたつけ 【板付け】 （１）「板付け釘(クギ)」の略。 （２）「板付け草履(ゾウリ)」の略。
- いたつけ－くぎ [4] 【板付け釘】 薄い板を打ちつけるときに使う，2センチメートル程度の釘。
- いたつ・く 【労く】 (動カ四) (「いたづく」とも) (1) 苦労して物事に当たる。努める。「とかうものすることなど―・く人多くて／蜻蛉(上)」 (2) 世話をする。いたわる。「かくてねむごろに―・きけり／伊勢 69」 (3) 病気になる。疲れる。「イタヅキ参ラセソロ／日葡」
- えいたつ 【栄達】 高位高官にのぼること。立身出世をすること。栄進。 「―を求める」
- おいたつ 【生(い)立つ】 ※一※ （動タ五［四］） （１）草木が生えて大きくなる。 「若草の―・つ頃」 （２）（子供が）成長する。育つ。 「親に知られ奉りて―・ち給はましかば/源氏（東屋）」 ※二※ （動タ下二） 育てる。育て上げる。 「一人養ひて―・て給ひたる/成尋母集」
- おもいたつ 【思い立つ】 何かしようと決心する。その気になる。 「急に―・って旅に出る」 思い立ったが吉日 「思い立つ日が吉日」に同じ。 思い立つ日が吉日 物事は思い立ったら，その日を吉日としてその日からやり始めた方がいい。事を企てたらすぐに始めよ。思い立つ日に日咎(ヒトガ)なし。
- かいたつ 【飼ひ立つ】 幼い時から養育する。動物などを飼い育てる。 「此(カ)く思はぬに―・てたるが哀に思ひければ，撫で養ふ程に/今昔 26」 ; 【回達】 書類などを順々に送り届けること。次々に回して知らせること。 「両院の普く―すること三回に及て/西洋聞見録（文夫）」 ; 【開達】 知識などが広く行きわたること。 「その才識を―すべし/新聞雑誌 11」
- きおいたつ 【気負い立つ】 あることをしようと意気込む。勇み立つ。きおいこむ。 「―・って駆け出していく」
- きそいたつ 【競い立つ】 互いにせり合う。せり合うように立つ。 「高層ビルが―・つ街」「此機に乗じて江刺に対(ムカ)ひ回復なさんと―・ち/近世紀聞（延房）」
- けいたつ 【啓達】 文書で申し入れること。また，手紙を出すこと。
- そいたつ 【添ひ立つ】 付き添う。後見する。 「―・ちたらむ人の心さわぎぬべしかし/枕草子（七九・春曙抄）」
- ついたつ 【突い立つ】 ※一※ （動タ四） （１）〔「つい」は接頭語〕 さっと立つ。 「ちともさわがず―・つて/平家 4」 （２）まっすぐに立つ。 「がはと起きて，せがいの平板に―・ちて申しけるは/義経記 4」 ※二※ （動タ下二） 突き立てる。 「火箸をしのびやかに―・つるも/枕草子 201」
例文
- 知っていたつもりでも疑問になったことが
- 君には敬意を持って 扱っていたつもりだ
- 勘づかれないように していたつもりだ
- あれ? 六本木にいたつもりだったけど
- これまで苦痛を 理解していたつもりだった
- 吐いたつばは 飲み込むのが男だ。
- 私の事を思い出して頂いたついでに
- 敵を寄壊蟲で 封じ込めていたつもりが...。
- 私たちが知っていたつもりでいた 大半のことが
- フフフ... まいたつもりで いるんだろうがよ
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