いたって 意味
- 【至って】
〔「至りて」の転〕
きわめて。はなはだ。
「―おとなしい方です」「―まじめだ」
- たって 【達て・強って】 〔「達て」「強って」は当て字〕 要求・希望などをどうしても実現しようとするさま。無理に。しいて。どうしてでも。 「―お望みとあれば致し方ない」「別に―飲みたくもないけれど/二人女房(紅葉)」 ; 〔過去・完了の助動詞「た」に助詞「とて」の付いた「たとて」の転。近世江戸語以降の語。撥音便の語の後では「だって」となる。くだけた話し言葉に用いる〕 (1)動詞・形容詞の
- あたって 【当(た)って】 (「…に当たって」の形で)…するその時に。…に際して。あたり。 「出発に―」 →あたる
- したって (「…にしたって」の形で)たとえ…でも。 「やるに―たいしたことはできないよ」 →たって
- たっての 【達ての】 大変切実な。大変激しい。現代では多く連体詞的に用いる。 「―の願い」「―の所望」
- たって-の 【達ての】 (連語) 大変切実な。大変激しい。現代では多く連体詞的に用いる。「―の願い」「―の所望」
- なんたって 【何たって】 (連語) 〔「何と言ったって」の転。話し言葉で用いる〕 何と言っても。なんてったって。 「―若さにはかなわない」
- なん-たって 【何たって】 (連語) (「何と言ったって」の転。話し言葉で用いる) 何と言っても。なんてったって。「―若さにはかなわない」
- にあたって 【に当(た)って】 〔接続助詞「に」に動詞「あたる(当・中)」の連用形に接続助詞「て」の付いたもの〕 ⇒あたって
- に-あたって 【に当(た)って】 (連語) (接続助詞「に」に動詞「あたる(当・中)」の連用形に接続助詞「て」の付いたもの) あたって
- 何たって なんたって (連語) 〔「何と言ったって」の転。話し言葉で用いる〕 何と言っても。なんてったって。 「―若さにはかなわない」
- 言たって 言ったって
- 言ったって 言たって
- 隔たって 離れて
- あいたっ あいたた; あいた; 痛い
- いたっ-て [0] [2] 【至って】 (副) (「至りて」の転) きわめて。はなはだ。「―おとなしい方です」「―まじめだ」
例文
- 事ここにいたっては為すすべがない。
- たとえ雨が降っていたって少しもかまわない。
- たまに朝飯を抜いたって別に悪いことじゃない。
- 私がいたって彼がいうこと聞く訳ないじゃない。
- 祖父は80を越えていますが、足はいたって達者です。
- 君がこの本を書いたって?
- 何年かしたら、その考えが間違っていたって思うかもよ。
- 俺達に愛を説いたって無駄さよけい憎しみをあおるだけなのだから。
- 大工が息子に、鶏小屋を造ってやるのは、いたって簡単なことである。
- 僕何でもズバズバ言っちゃう方だから、傷ついたら傷ついたって言ってね。