かだむ 意味
- 【姧む・佞む】
〔古くは「かたむ」〕
(1)悪事や不義をたくらむ。
「詐(イツワ)り―・める心をもちて兵を発(オコ)し/続紀(天平宝字八宣命)」
(2)姦通する。
「或るは他(ヒト)の妻を―・み犯し/霊異記(上訓)」
- (1)いたわる。かばう。
「傷ヲ―・ム/ヘボン(三版)」
(2)惜しむ。けちけちする。
「一尺切れと仰られしが…五寸―・みて切り候はず/世継物語」
(3)怠けて,物事をやめる。[日葡]
- だむ 【彩む】 〔古くは「たむ」と清音か〕 (1)いろどる。 「赤木の柄の刀に―・みたる扇差し添へ/義経記 7」 (2)金銀の泥(デイ)や箔(ハク)で描く。 「金銀ヲモッテ物ヲ―・ム/日葡」 ; 【訛む】 〔古くは「たむ」とも〕 言葉がなまる。また,声がにごる。だぶ。 「ものうち言ふ,少し―・みたるやうなり/源氏(東屋)」
- あま-だむ 【天飛む】 (枕詞) 「天(アマ)飛ぶ」の転という。「天飛ぶ雁(カリ)」の意で,「軽(カル)」にかかる。「―軽のをとめ/古事記(下)」
- さだむ 【定む】 ⇒さだめる
- なだむ 【宥む】 ⇒なだめる
- かだ 〔動詞「かだむ」の語幹〕 なまけ怠ること。横着。 「大分の銭を取りながら―をして働かず/浄瑠璃・出世景清」 ; 【加太】 和歌山市北西端の紀淡(キタン)海峡に面する漁村。古くは紀州から淡路・四国への重要な港。 ; 【伽陀】 〔梵 gāthā〕 「偈(ゲ)」に同じ。 「香花(コウゲ)を備へ,―を唱へ/太平記 24」
- あまだむ 【天飛む】 「天(アマ)飛ぶ」の転という。 「天飛ぶ雁(カリ)」の意で,「軽(カル)」にかかる。「―軽のをとめ/古事記(下)」
- えだむら 【枝村】 江戸時代,開拓などによって本村から分立した村。元の村は親村・親郷という。
- さだむね 【貞宗】 南北朝期鎌倉の刀工と伝える。彦四郎と称し,五郎正宗の子とも養子ともいわれる。在銘の作品はなく,正宗と並んでその名のみ高い。「高木貞宗」「池田貞宗」などはその作と称される。
- さなだむし 【真田虫】 〔形が真田紐に似ていることから〕 ジョウチュウの別名。
- ただむかう 【直向かふ】 まっすぐに向かう。真向かいになっている。 「韓国(カラクニ)に渡り行かむと―・ふ敏馬(ミヌメ)をさして潮待ちて/万葉 3627」
- ただむき 【腕】 肘(ヒジ)から手首までの間。うで。 「栲綱(タクヅノ)の白き―/古事記(上)」 →かいな(腕)
- ふくだむ ※一※ (動マ四) 髪の毛などがそそけて,ふくらんだようになる。ぼさぼさになる。 「陸奥紙などの―・めるに/源氏(蓬生)」 ※二※ (動マ下二) 乱れさせる。ぼさぼさにする。 「御髪なども,大殿籠り―・めたれど/宇津保(国譲中)」
- わいだむ 【弁別む】 〔古くは「わいたむ」〕 「わきたむ」の転。 「賢き事をも学びたる者が,など是ほどの事―・めぬぞ/読本・雨月(蛇性の婬)」
- かぎ-さなだむし [5] 【鉤真田虫】 有鉤条虫
- かんだむすび 【神田結び】 男帯の結び方。左右とも縦折りにし,左端を折り返したのを再び縦折りに結び,両端を下に向けたもの。江戸末期,船夫・陸尺(ロクシヤク)などの間に行われた。
例文
- 岡田村(おかだむら)は、香川県綾歌郡にあった村。
- 深田村(ふかだむら)は、かつて熊本県球磨郡にあった村。
- 向田村(むかだむら)は栃木県の東部、那須郡に属していた村である。
- 塚田村(つかだむら)とは、千葉県葛飾郡にかつて存在した村である。
- それ以前の武蔵国豊島郡下高田村(しもたかだむら)についても本項で述べる。
- 1889年(明治22年)の市制町村制によって誕生した、前身である高田村(たかだむら)についても合わせて記述する。
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い、那須郡烏山町・向田村(むかだむら)・境村(さかいむら)・七合村(ななごうむら)が発足。
- 1955年(昭和30年)3月31日、北伊予村(きたいよむら)、岡田村(おかだむら)、松前町が合併し、松前町(まさきちょう)となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 町村制施行に伴い、那須郡烏山町・向田村(むかだむら)・境村(さかいむら)・七合村(ななごうむら)が発足。
- 日本の長期化ダム事業(にほんのちょうきかだむじぎょう)は、ダム事業の実質的着手である「実施計画調査」の開始年から完成年・完成予定年まで25年以上経過している事業、又は現時点(2008年)で完成予定の目処が立っていないダム事業である。