かみむすびのみこと 意味
- 【神皇産霊尊・神魂命】
〔古くは「かむみむすひ」。「かみむすび」は後世「結びの神」と混同され,また m 音の重複を避けて生じた呼称〕
記紀神話で,天地開闢(カイビヤク)のとき,高天原(タカマノハラ)に出現した神。生成力の神格化。神産巣日神。
- かみむすび-の-みこと 【神皇産霊尊・神魂命】 (古くは「かむみむすひ」。「かみむすび」は後世「結びの神」と混同され,また m 音の重複を避けて生じた呼称) 記紀神話で,天地開闢(カイビヤク)のとき,高天原(タカマノハラ)に出現した神。生成力の神格化。神産巣日神。
- たかみむすひのみこと 【高皇産霊尊】 日本神話の神。特に古事記では,天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ)・神産巣日神(カミムスヒノカミ)とともに造化三神として冒頭に登場し,天照大神(アマテラスオオミカミ)とともに天上界を主導する。天照大神の形象される以前の皇室の祖先神ともいわれる。高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)。高木神。
- たかみむすひ-の-みこと 【高皇産霊尊】 日本神話の神。特に古事記では,天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ)・神産巣日神(カミムスヒノカミ)とともに造化三神として冒頭に登場し,天照大神(アマテラスオオミカミ)とともに天上界を主導する。天照大神の形象される以前の皇室の祖先神ともいわれる。高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)。高木神。
- むすびのかみ 【結びの神】 男女の縁を取り結ぶという神。縁結びの神。仲人のことにもいう。 →産霊(ムスヒ)の神
- えんむすびのかみ 【縁結びの神】 (1)結婚の縁組をつかさどる神。出雲(イズモ)の神。 (2)仲人の称。
- ほむすびのかみ 【火結神】 祝詞にみえる火の神。伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)二尊の子。記紀神話の軻遇突智(カグツチ)にあたる。火産霊(ホムスビ)。
- かみのみこと 【神の命】 神や天皇に対する敬称。 「八千矛(ヤチホコ)の―は八島国妻枕(マ)きかねて/古事記(上)」
- はさみむすび 【挟み結び】 女帯の結び方の一。帯の端を結ばずに,折り畳んではさんでおくもの。はさみおび。
- むすび-の-かみ [5] 【結びの神】 男女の縁を取り結ぶという神。縁結びの神。仲人のことにもいう。 産霊の神
- かみのみこ ①①- 【神の御子】 (1)神である天皇の子。皇子。 「天皇(スメロキ)の―の出でましの/万葉 230」 (2)キリスト教で,イエス-キリストのこと。
- みこのみこと 【皇子の尊・皇子の命】 皇太子を敬っていう語。 「日並(ヒナミシ)の―の馬並めて/万葉 49」
- ほむすび-の-かみ 【火結神】 祝詞にみえる火の神。伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)二尊の子。記紀神話の軻遇突智(カグツチ)にあたる。火産霊(ホムスビ)。
- かみ-の-みこと 【神の命】 神や天皇に対する敬称。「八千矛(ヤチホコ)の―は八島国妻枕(マ)きかねて/古事記(上)」
- みまのみこと 【御孫の命】 天照大神の子孫。すなわち,天皇。 「あまつ神―の取り持ちて/続紀(天平一五)」
- えんむすび-の-かみ 【縁結びの神】 (1) 結婚の縁組をつかさどる神。出雲(イズモ)の神。 (2) 仲人の称。
例文
- 『新撰姓氏録』によれば、賀茂建角身命は神魂命(かみむすびのみこと)の孫である。
- 主祭神は建葉槌命(たけはづちのみこと)、相殿神は 手力雄命(たじからのみこと)・高皇産霊命(たかみむすびのみこと)・思兼命(おもいかねのみこと)。