げんしか 意味
- 【原子価】
ある原子が他の原子何個と結合しうるかを表す尺度。通常,水素原子の原子価を一価として,水素原子何個と結合するかによってその原子の原子価を定める。水素と結合しない元素については H2O や HCl などから,酸素を二価,塩素を一価などとして,これから間接的に決める。
- げんしかく 【原子核】 いくつかの核子(陽子と中性子)が核力によって結合してできた複合粒子。正電荷をもつ。大きいものでも半径は10-¹² センチメートル以下。原子の中心部にあり,その質量の大部分を占める。核。
- げんしかでんし 【原子価電子】 ⇒価電子(カデンシ)
- げんしかんすう 【原始関数】 f(x)を導関数にもつ関数を f(x)の原始関数または不定積分という。
- げんしかくかんぱん 【原子核乾板】 荷電粒子の飛跡を記録するための特殊な乾板。乳剤には非常に小さい臭化銀微粒子が多く含まれ,厚く塗布されている。荷電粒子が入射すると銀粒子が感光し,現像すると飛跡が黒い銀粒子の列として現れる。宇宙線や素粒子の研究に用いられる。
- げんしかくはんのう 【原子核反応】 ⇒核反応(カクハンノウ)
- げんしかくぶつりがく 【原子核物理学】 原子核の性質と構造,および核反応を研究する物理学の部門。原子核の構成粒子と核力の性質が明らかになると核反応と新しい核種の発見があいついで行われ,ついで粒子加速器などを利用して個々の核種の励起状態と核の内部構造の研究が行われてきた。核物理学。
- げんしかくぶんれつ 【原子核分裂】 ⇒核分裂(カクブンレツ)
- げんしかくほうかい 【原子核崩壊】 ⇒崩壊(ホウカイ)(2)
- げんしかくゆうごう 【原子核融合】 ⇒核融合(カクユウゴウ)
- しかく-げんご [4] 【視覚言語】 視覚を通じて情報を伝達するはたらきをもつもの。手話・象徴図形・標識など。
- しか-かくげん [3] [4] 【四箇格言】 日蓮が他宗を邪宗だとして唱えた,念仏無間・禅天魔・真言亡国・律国賊の四句。
- でんしかく 【電子殻】 原子構造を示すモデルで,原子核のまわりのほぼ等しいエネルギーをもつ電子軌道の集まり。原子核に近くてエネルギーの低い方から,順に K 殻,L 殻,M 殻,N 殻……といい,それぞれが複数の電子軌道によって層状の構造をつくっている。
- でんしかん 【電子管】 真空管・放電管など,電子の流れをつくって利用する装置の総称。
- げんし 【原紙】 (1) ◎ 謄写版印刷の原版に用いる蝋(ロウ)を塗った紙。 「―を切る」 (2) ①◎ 加工紙・変性紙の製造原料となる紙。 ; 【元史】 中国,二十四史の一。元代の紀伝体歴史書。二一〇巻。明の宋濂(ソウレン)・王褘(オウイ)らの撰。1370年成立。本紀四七巻・志五八巻・表八巻・列伝九七巻。誤謬・疎漏が多く,清代以降,何人かの人が補修を試みた。 ; 【元子】 皇太
- げんげんし 【玄言詩】 老荘思想を主題とし,老荘の用語を用いた詩。
例文
- 原子価電子(げんしかでんし)ともいう。
- 原子価角(げんしかかく、valence angle)ともいう。
- 東京原子核クラブ(とうきょうげんしかく-)はマキノノゾミの戯曲。
- 原子軌道の内、最外殻に存在するものを原子価軌道(げんしかきどう)と呼ぶ。
- 原子価(げんしか)とはある原子が何個の他の原子と結合するかを表す数である。
- エキゾチック原子核(-げんしかく)とは、中性子数が一般的に存在する原子核からかけ離れている原子核のことである。
- 原子核破壊砲(げんしかくはかいほう)は、「ぼく、桃太郎のなんなのさ」(てんとう虫コミックス9巻に収録)に登場。
- 原子核崩壊図(げんしかくほうかいず)とは、原子核が崩壊する際の崩壊モードや崩壊エネルギーを図で示したものである。
- 素粒子原子核研究所(そりゅうしげんしかくけんきゅうしょ)は高エネルギー加速器研究機構に設置されている大学共同利用機関。
- 原子核融合(げんしかくゆうごう、nuclear fusion)とは、軽い核種同士が融合してより重い核種になる反応である。