たつたがわ 意味
- 【竜田川】
(1)奈良県北西部,生駒山地の東麓を南流し,斑鳩町の南で大和川に注ぐ川。上流を生駒川,中流を平群(ヘグリ)川という。紅葉(モミジ)の名所。((歌枕))「ちはやぶる神世もきかず―から紅に水くくるとは/古今(秋下)」
(2)模様の名。流水に紅葉の葉を散らしたもの。
- たつた-がわ ―ガハ 【竜田川】 (1) 奈良県北西部,生駒山地の東麓を南流し,斑鳩町の南で大和川に注ぐ川。上流を生駒川,中流を平群(ヘグリ)川という。紅葉(モミジ)の名所。((歌枕))「ちはやぶる神世もきかず―から紅に水くくるとは/古今(秋下)」 (2) 模様の名。流水に紅葉の葉を散らしたもの。
- たつた 【竜田】 奈良県生駒郡斑鳩(イカルガ)町の地名。 ; 【竜田】 能の一。三番目・四番目物。金春禅竹(コンパルゼンチク)作。「古今集」にある竜田川の歌を主題とする。旅僧が竜田の明神へ参詣して,竜田姫が神楽(カグラ)を舞い昇天する奇特を見るという筋。
- たがわ 【田川】 福岡県中北部,遠賀川河畔の市。かつて筑豊第一の炭田地帯。石灰石の産出が多く,セメント工業が立地。 ; 【田河】 姓氏の一。 ; 【田川】 田の間を流れる川。
- たつたあげ 【竜田揚(げ)】 醤油・味醂(ミリン)で下味をつけた鳥肉・魚肉に片栗粉をまぶして油で揚げたもの。
- たつたそう 【竜田草】 メギ科の多年草。朝鮮北部・中国東北部に分布。観賞用に栽培。高さ約10センチメートル。葉は根茎から出,柄が長く心臓形で両端がへこみ,糸巻に似る。早春,花茎の先に淡紫色の八弁花を一個開く。和名は,日露戦争の際,軍艦竜田の乗組員がこの草を持ち帰ったため。糸巻草。
- たつたひこ 【竜田彦】 延喜式に見える,竜田比古竜田比女神社の祭神の一。風をつかさどる神。
- たつたひめ 【竜田姫・立田姫】 (1)延喜式に見える竜田比古竜田比女神社の祭神の一。 (2)秋をつかさどる女神。竜田山の神格化。竜田山は奈良の京の西に当たり,五行説で西は秋の方角にあてるところからいった。
- たつたやま 【竜田山】 奈良県生駒郡三郷町の西方の山を漠然と呼ぶ語。((歌枕))「―よはにや君がひとりこゆらむ/古今(雑下)」
- たつた-あげ [0] 【竜田揚(げ)】 醤油・味醂(ミリン)で下味をつけた鳥肉・魚肉に片栗粉をまぶして油で揚げたもの。
- たつた-そう ―サウ [0] 【竜田草】 メギ科の多年草。朝鮮北部・中国東北部に分布。観賞用に栽培。高さ約10センチメートル。葉は根茎から出,柄が長く心臓形で両端がへこみ,糸巻に似る。早春,花茎の先に淡紫色の八弁花を一個開く。和名は,日露戦争の際,軍艦竜田の乗組員がこの草を持ち帰ったため。糸巻草。
- たつた-ひこ 【竜田彦】 延喜式に見える,竜田比古竜田比女神社の祭神の一。風をつかさどる神。
- たつた-ひめ 【竜田姫・立田姫】 (1) 延喜式に見える竜田比古竜田比女神社の祭神の一。 (2) 秋をつかさどる女神。竜田山の神格化。竜田山は奈良の京の西に当たり,五行説で西は秋の方角にあてるところからいった。
- たつた-やま 【竜田山】 奈良県生駒郡三郷町の西方の山を漠然と呼ぶ語。((歌枕))「―よはにや君がひとりこゆらむ/古今(雑下)」
- たつた-じんじゃ 【竜田神社】 奈良県生駒郡三郷町にある神社。祭神は天御柱命(アマノミハシラノミコト)・国御柱命(クニノミハシラノミコト)で,別名を竜田神・竜田風神ともいい,風をつかさどる神。五穀の豊穣を祈願する神としても有名。現在名,竜田大社。
- あくたがわ 【芥川】 (1)大阪府と京都府の境にある明神岳付近に源を発し,南流して高槻市付近で淀川に注ぐ川。また,その近辺の高槻市の地名。((歌枕))「人をとく―てふ津の国の名にはたがはぬものにぞありける/拾遺(恋五)」 (2)狂言の一。生田八幡に参詣する生姜手(シヨウガデ)の男と足の悪い男とが,芥川を渡り,互いに和歌でひやかし合う。脛薑(スネハジカミ)。 ; 【芥川】 姓氏の一。
例文
- 竜田川(たつたがわ)は、大和川水系の支流で奈良県を流れる一級河川。
- 立田川部屋(たつたがわべや)は、かつて日本相撲協会に所属していた相撲部屋。
- 竜田川駅(たつたがわえき)は、奈良県生駒郡平群町西宮にある、近畿日本鉄道生駒線の駅。
- 立田川(たつたがわ)は日本相撲協会の年寄名跡のひとつで、年寄・立田川は当初は龍田川とされており、初代・龍田川が四股名として名乗っていたもので、その由来は定かではない。