堪えかねる 意味
- たえかねる 【堪(え)兼ねる】 我慢しきれない。こらえられない。 「寒さに―・ねる」
- こらえかねること 耐えかねること
- 耐えかねること こらえかねること
- 腹にすえかねる 腹に据え兼ねる; 腹に据えかねる
- 腹に据えかねる 腹に据え兼ねる; 腹にすえかねる
- 堪え兼ねる 堪えかねる; 耐兼ねる
- かねる 【兼ねる】 (1)二つ以上のはたらき・役割を併せもつ。 「食堂と居間を―・ねた部屋」「趣味と実益を―・ねた仕事」 (2)本務の他に別の職務を同時に務める。 「首相が外相を―・ねる」 (3)遠慮する。心をおしはかる。気兼ねする。 「気を―・ねる」「母親が兄の手前を―・ねて/春の鳥(独歩)」「虎は又,十郎が心を―・ねて/曾我 6」 (4)将来のことまで予定する。 「千年を―・ねて定
- いいかねる 【言(い)兼ねる】 (1)口に出して言うことをためらう。 「私の口からは―・ねる」 (2)「言いかねない」の形で,「言うかもしれない」の意を表す。 「やめる,などと―・ねない」
- くいかねる 【食(い)兼ねる】 (1)食べにくくて困る。食べきれないでいる。 「とても全部は―・ねる」 (2)食うに困る。生活に苦しむ。 「この安月給では親子六人は―・ねる」
- しかねる 【為兼ねる】 (1)することがむずかしい。また,「できない」を婉曲にいう語。 「賛同―・ねる」「ご質問には,お答え―・ねます」 (2)「しかねない」の形で,普通ならやりそうもないことをしそうだ,の意を表す。やりかねない。 「彼なら―・ねない」
- つかねる 【束ねる】 (1)一つにまとめてしばる。たばねる。 「髪を―・ねる」 (2)両手を組み合わせる。こまぬく。 「手を―・ねて傍看した/渋江抽斎(鴎外)」 (3)統率する。統括する。 「朕が教へ事に違はずして―・ね治めむ表(シルシ)となも/続紀(神護景雲三宣命)」
- まちかねる 【待(ち)兼ねる】 待つことに耐えきれなくなる。今か今かと待つ。 「返事を―・ねてこちらから連絡する」「春の訪れを―・ねる」
- みかねる 【見兼ねる】 (1)平気で見ていられない。傍観できない。 「―・ねて助けに行く」 (2)見ることができない。見当たらない。 「家見れど家も―・ねて里見れど里も―・ねて/万葉 1740」
- 待ちかねる 待ち設ける; 待ちもうける; 楽しみに待つ; 所期する; 翹首する; 仰望する; 待ちのぞむ; 望む; 期待する; 当てこむ; 待ち望む; 見こむ; 翹望する; 待ち受ける; 見込む; 待設ける; 待望する; 待望む; 待ち焦がれる; 想望する
- 決めかねる ためらう; 判断に迷う