堪え難い 意味
- 抑え難い おさえがたい 抑制することがむずかしい。 「―・い衝動にかられる」
- 押え難い 抑え難い
- 耐え難い 堪えがたい; 耐えがたい; 耐難い; 堪え難い
- 見え難い みえにくい ④ (1)はっきり見えない。見にくい。見づらい。 「黒板の字が―・い」「表通りからは―・い場所」 (2)わかりにくい。 「外部からは―・い結論の出し方」 (3)対面するのが気づまりである。 「おぼろけの人―・き御気色をも知らず/源氏(常夏)」
- 堪え こらえ ③ こらえること。がまん。
- 難い かたい ◎ 〔「堅(カタ)い」と同源〕 (1)なかなかできない。むずかしい。困難だ。 「守るに易く攻めるに―・い」「言うはやすく行うは―・し」 (2)ほとんど存在しない。めったにない。めずらしい。 「女の,これはしもと,難つくまじきは,―・くもあるかな/源氏(帚木)」 →がたい(接尾) 難くない (「…にかたくない」の形で)…することがむずかしくない。…することがたやすい。
- 堪える こたえる ③ (1)耐える。我慢する。こらえる。 「一呼吸(イキ)でも―・へられるか何(ド)うだか/歌行灯(鏡花)」 (2)耐え続ける。保つ。 「平家の世は―・ふまじ/盛衰記 44」 〔中世にはヤ行にも活用した〕
- 堪え性 こらえしょう ◎④ がまんづよい性質。耐える気力。忍耐力。 「―のない子だ」
- し難い 為難い; 為悪い; し兼ねる
- 得難い えがたい ③ 手に入れにくい。貴重だ。 「―・い宝」「―・い経験」 ﹛派生﹜——さ(名)
- 有難い 幸甚; 耳寄り; 感謝; 色好い; 神聖; 好ましい; 耳より; 色良い; ありがたい; 忝い; 有り難い; 感謝を感じた; 好意的; 感謝を表した
- 為難い しにくい ③ 〔中世以降の語〕 することが難しい。やりにくい。 「兄貴とは議論が―・い」
- 耐難い 耐え難い; 堪え難い; 耐えがたい; 堪えがたい
- 見難い みにくい ③ はっきりと見きわめることが困難である。よく見えない。見づらい。 「この席は舞台が―・い」「画像が―・い」 ﹛派生﹜——げ(形動)——さ(名)
- 言難い 言葉に表せない; 言い知れぬ; えも言われぬ; 言い難い; 得も言われぬ; 言知れぬ
例文
- 私にもクリスにも堪え難い
- 学問を専攻している者にとって、学匪と言わるることは堪え難い侮辱であると思います。
- このシステムがいかに洗練されたものであったにしても、この時間はしばしば堪え難いものであった。
- 但し、これらには死期が近く、堪え難い肉体的苦痛があり、治療の方法がない等の厳格な要件が付与されている。
- 後に勾践は夫差を討って呉を滅ぼすのであるが、この話から、敗戦の恥辱や他人から受けた堪え難いほどの辱めを意味する「会稽の恥」という故事成語が生まれている。
- 武人の誇りを重んじるバッフ・クランにあって、特にプライドの高かった彼にとってこれは堪え難いことであろうことは容易に想像できることだが、惹かれ合う気持ちを偽ることはしなかった。
- 高村、楠木、三好兄弟の協力を得て17条ホルモーを実現し、「京大青竜会ブルース」を結成した安倍たちだが、夜な夜な黒いオニによる虐殺を目撃するという堪え難い恐怖に見舞われることになってしまった。
- 「顧みて世の中を見れば堪え難いことも多いようだが、一国全体の大勢は改進進歩の一方で、次第々々に上進して、数年の後その形に顕れたるは、日清戦争など官民一致の勝利、愉快とも難有(ありがた)いとも言いようがない。