片岡健吉 意味
- かたおかけんきち
(1843-1903) 政治家。土佐藩出身。立志社を創立し,自由民権運動を指導した。また,国会期成同盟総代として活躍。国会開設後衆議院議員,同議長。
- 片岡 かたおか 一方が他方よりなだらかに傾斜している岡。また,孤立している岡。 「―にしば移りしてなく雉子(キギス)/山家(春)」 ; かたおか (1)奈良県北葛城郡王寺町付近の丘陵。かたおかやま。((歌枕))「霧立ちて鴈(カリ)ぞなくなる―の朝(アシタ)の原はもみぢしぬらむ/古今(秋下)」 (2)京都市北区の上賀茂神社本殿の東にある小山。海抜170メートル。片岡の森。((歌枕))「郭
- 片岡安 かたおかやすし (1876-1946) 建築家。金沢生まれ。東京帝大卒。関西建築協会(現・日本建築協会)の初代理事長。大阪市中央公会堂,大阪毎日新聞社などを設計。
- 山本健吉 やまもとけんきち (1907-1988) 文芸評論家。長崎県生まれ。本名,石橋貞吉。忍月の三男。慶大卒。俳句歳時記の編纂や,反個性的な座の文学を理論化。「私小説作家論」「古典と現代文学」「柿本人麻呂」など。
- 片岡千恵蔵 かたおかちえぞう (1903-1983) 映画俳優。本名,植木正義。群馬県生まれ。歌舞伎から映画に転じ,時代劇を中心に長く第一線のスターとして活躍。代表作「国士無双」「赤西蠣太」「血槍富士」など。
- 片岡鉄兵 かたおかてっぺい (1894-1944) 小説家。岡山県生まれ。横光利一らと「文芸時代」を創刊,新感覚派の提唱者となるが,プロレタリア文学に転じた。のち転向,以後大衆文学に進んだ。代表作「綱の上の少女」「綾里村快挙録」
- 片岡仁左衛門 かたおかにざえもん 上方の歌舞伎俳優。屋号,松島屋。 (1)(初世)(1656-1715) 元禄期(1688-1704)に敵役(カタキヤク)・実事・武道の名人といわれた。 (2)(七世)(1755-1837) 文化・文政期(1804-1830)に大坂を中心に活躍,幅広い芸風を示した。 (3)(一一世)(1857-1934) 大正・昭和初期の名優。晩年は東京に移り,和事や新作物の老け役を
- 片山陰 かたやまかげ 片山の陰。または,山の一方の陰になっている所とも。 「ひさぎおふる―に忍びつつ/新古今(夏)」
- 片山里 かたやまざと ③④ へんぴな山里。片田舎の山里。
- 片山貝 かたやまがい ④ 淡水産の巻貝。貝殻は細長く,殻高7.5ミリメートル内外で,暗緑褐色。水田・小川などの底土や水草に付着してすむ。山梨県・広島県・福岡県などに分布。日本住血吸虫の中間宿主。 〔広島県片山地方で発見されたのでこの名が付いた。日本住血吸虫の中間宿主となることを発見した宮入慶之助にちなみ「宮入貝(ミヤイリガイ)」ともいう〕
- 片岩 へんがん ① ⇒結晶片岩(ケツシヨウヘンガン)