薬缶 意味
- やかん ◎
〔「やくかん」の転。もと薬を煎じるのに用いた〕
(1)湯を沸かすのに用いる銅・アルミニウムなどの容器。
(2)「やかん頭」の略。
――で茹(ユ)でた蛸(タコ)のよう
手も足も出ない。どうすることもできない。やかんのたこ。
- やっかん
「やかん(薬缶)」に同じ。
「又は―などに化けたり/咄本・軽口大矢数」
- 薬缶・薬鑵 やっ-かん ヤク― 【薬缶】 ・ ヤククワン 【薬鑵】 「やかん(薬缶)」に同じ。「又は―などに化けたり/咄本・軽口大矢数」
- 薬缶頭 やかんあたま ④ 毛がすっかり抜けて,やかんのように丸く光っている頭。はげあたま。やかん。
- 広島薬缶 ひろしまやかん ⑤ 雲竜などの模様の打ち出しのある,真鍮(シンチユウ)製のやかん。
- 薬籠蓋 やくろうぶた ③ 「やろうぶた(薬籠蓋)」に同じ。 ; やろうぶた ② 薬籠の蓋のように作った蓋。かぶせ蓋。
- 薬箱 くすりばこ ③ (1)薬を入れておく箱。 (2)医者が往診のとき,携帯した箱。薬籠(ヤクロウ)。
- 薬箋 やくせん ◎ 処方箋。
- 薬罐 釜; 湯沸し; ケットル; やかん; 湯沸かし; 湯わかし; 薬缶; ケトル; 湯釜; 薬鑵; 湯沸
- 薬種屋 やくしゅや ◎ 薬を調剤し,販売する人。漢方薬を商う人。また,その家。薬屋。
- 薬罐をかける 薬罐を掛ける
例文
- 薬缶がシュンシュンゆうまで待ちなさい。
- 薬缶がストーブの上でチンチン鳴っています。
- 薬缶は沸騰しているに違いない。
- 薬缶から湯気が立っている。
- 薬缶のお湯が沸いている。
- グルミット、薬缶を温めて
- 薬缶(やかん)は古典落語の演目の一つ。
- 得意ネタは井戸の茶碗、薬缶など。
- 薬缶吊る(やかんづる)は、長野県に伝わる妖怪。
- 薬缶なめ(やかんなめ)は古典落語の演目の一つ。