あて-つけ 意味
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【当て付け】
あてつけること。あてこすり。「あれは私に対する―だ」
関連用語
あてつけ: 【当て付け】 あてつけること。あてこすり。 「あれは私に対する―だ」
あてつける: 【当て付ける】 (1)ほかの事にかこつけて,またそれとわかるように,相手の気にさわるようなことを言ったりしたりする。 「私に―・けてわざと反対意見を述べた」 (2)男女の仲のよいことなどを見せつける。 「あの二人にはすっかり―・けられた」 (3)割り当てる。あてがう。 「一処も本主に―・けず,殊更天王寺の常灯料所の庄を押へて知行せしかば/太平記 26」
あてつけがましい: 【当て付けがましい】 いかにもあてつけるような態度である。 「―・いことを言う」
あてつけがましく: つらあてに
あてつけ-がまし・い: [7] 【当て付けがましい】 (形) [文] シク あてつけがま・し いかにもあてつけるような態度である。「―・いことを言う」
あて: 【貴】 (1)身分や家柄が高く貴いさま。高貴だ。 「―なるも賤しきも/竹取」 (2)上品である。優美だ。 「色はいよいよ白うなりて,―にをかしげなり/源氏(宿木)」 ; 【檔】 (1)反りやすく,もろい低質の木材。生長の偏りからおこる。陽疾(ヨウシツ)。 (2)センダン{(1)}の古名。梟首(キヨウシユ)の木とされた。 ; 【私】 〔「わて」の転〕 一人称。わたし。京
あて-あて: 【当て当て・宛て宛て】 それぞれに割り当てること。「―に奉り給へれば/宇津保(俊蔭)」
あてあて: 【当て当て・宛て宛て】 それぞれに割り当てること。 「―に奉り給へれば/宇津保(俊蔭)」
あてあてし: 【当て当てし】 あてつけがましい。 「人間の命は何とて救ひましまさぬぞ,―・しく申せば/浮世草子・諸艶大鑑 6」
あてあて・し: 【当て当てし】 (形シク) あてつけがましい。「人間の命は何とて救ひましまさぬぞ,―・しく申せば/浮世草子・諸艶大鑑 6」
つけ: 【付け・附け】 〔動詞「付ける」の連用形から〕 ※一※ ② (名) (1)勘定書き。請求書。書きつけ。 「―をまわす」 (2)現金払いでなく,後日まとめて勘定することにして帳簿につけておくこと。 「―で買い物をする」「この店は―がきく」 (3)歌舞伎で,見得(ミエ)・駆け足・打擲(チヨウチヤク)・立ち回りなどの時,上手(カミテ)横で大道具方または狂言方が,拍子木に似た柝(キ)で板
あてい: 【阿弟】 弟を親しんでいう語。
あてぎ: 【当て木】 物に当て添える木。添え木。
あてじ: 【当て字・宛て字】 漢字の本来の意味とは関係なくその音や訓を借りてあてはめた漢字のうち,その語の表記法として慣用のできたもの。また,そのような用字法。「目出度(メデタ)い」「野暮(ヤボ)」「呉呉(クレグレ)」の類。借字。
あてど: 【当て所】 〔(2)が原義〕 (1)めあてとする所,またはもの。心あたり。あて。 「―(も)なくさまよう」 (2)あてる所。あてるべき所。 「太刀の―少しさがりたりければ/保元(中)」