おお-し・い 意味
- ヲヲ― [3]
【雄雄しい・男男しい】
(形)[文]シク をを・し
男らしくて勇ましい。いさぎよく力強い。
めめしい
「―・い姿」「姫君の御有様聞き給ひて,―・しく念じ給へど/源氏(真木柱)」
[派生] ――さ(名)
関連用語
おお・い: オホイ [1] [2] 【多い】 (形) [文] ク おほ・し (1) 物の数や量がたくさんある。豊富だ。「人口が―・い」「最近交通事故が―・い」 (2) 一定の分量の中で占める割合が大である。大半だ。「―・くは誤解による中傷だ」「―・くの人はそう思っている」 (3) 数量・度数が相対的に大である。「彼の方が給料が―・い」 すくない (古く「おほし」は「多」「大」の両方
おお-い: オホヒ 【大炊】 (「おほいひ(大飯)」の転) 天皇の食事。また,それを調理すること。 [色葉字類抄]
おお・し: オホシ 【多し】 (形ク) おおい
い・し: 【美し】 (形シク) (中世・近世には口語形「いしい」も用いられた) (1) よい。好ましい。「鞠(マリ)は―・しいものかな/弁内侍日記」 (2) 巧みだ。上手だ。「『この御馬はかさ驚きやし侍らん』と申せば,―・しく相したりとて/中務内侍日記」 (3) けなげだ。殊勝だ。「―・しくも宣ひたり/太平記 9」 (4) (中世女性語。のち「お」を付けて「おいしい」となる) 美味だ。うま
い-し: ヰ― [1] 【遺子】 親の死後に残された子。遺児。
し・い: (接尾) (形容詞型活用( [文] シク し)) 名詞や動詞の未然形,畳語などに付いて,形容詞をつくる。そういうさまである,そう感じられる,という意を表す。「おとな―・い」「喜ば―・い」「毒々―・い」「にくにく―・い」
し-い: [1] 【徙移】 移ること。移動。移徙。
おおき・い: オホキイ [3] 【大きい】 (形) (形容動詞「おおき(なり)」の語幹を形容詞化した語。室町時代以降の語) (1) (物の形の)容積・面積・身長などが他のものより上回っている。多くの範囲を占めている。「―・い箱」「―・い男」「―・く円を描く」 (2) 規模がまさっている。勢力がある。「―・い会社」「―・い国」 (3) 数量が多い。「生産量が―・い」「損害が―・い」 (4)
おそれ-おお・い: ―オホイ [4] [5] 【恐れ多い・畏れ多い】 (形) [文] ク おそれおほ・し (1) 身分の高い人に対して失礼だ。「口にするのも―・い」 (2) 身分の高い人から受けた厚意が,身に過ぎてもったいない。「―・くも陛下の御臨席を賜る」 [派生] ――さ(名)
のこり-おお・い: ―オホイ [4] [5] 【残り多い】 (形) [文] ク のこりおほ・し 心残りが多い。残念だ。また,なごりおしい。「―・いが,ここで別れよう」
おおけ-な・し: オホケ― (形ク) 身分・年齢・能力を超えているさまである。身のほど知らずだ。おそれ多い。だいそれている。「我にならび給へるこそ,君は―・けれ/源氏(玉鬘)」
おおやけ・し: オホヤケシ 【公し】 (形シク) 公式的である。公的で定まった型にはまっている。「さもありぬべき事ぞかしと,―・しう仰せられ/浜松中納言 4」
し-おお・せる: ―オホセル [4] 【為果せる】 (動サ下一) [文] サ下二 しおほ・す 困難な仕事などをし遂げる。「宜しい,充分に此役目を―・せます/鉄仮面(涙香)」
あたた-し・い: (形) (中世語。「あたた」は「あたあた」の意) 程度がはなはだしい。「項羽は―・い勢であつたが/史記抄 12」
い-し・く: 【い及く】 (動カ四) (「い」は接頭語) 追いつく。及ぶ。「吾が愛(ハ)し妻に―・き遇はむかも/古事記(下)」