ろうぜん 意味
関連用語
うぜん: 【羽前】 旧国名の一。山形県のほぼ全域に相当。
おうぜん: 【汪然】 (1)水が深く広いさま。 (2)涙が盛んに流れるさま。 「―として涙は時雄の鬚面を伝つた/蒲団(花袋)」 ; 【旺然】 勢いのさかんなさま。 「―たる憎悪を感じ始めた/忠直卿行状記(寛)」
かが-ゆうぜん: ―イウゼン [3] 【加賀友禅】 加賀国金沢で発達した友禅染。技法は京友禅と変わらないが,臙脂(エンジ)・藍・紫色を基調としてぼかしをあしらったものが多い。
かき-ゆうぜん: ―イウゼン [3] 【描き友禅】 友禅染で,手描きで模様を染め出すもの。下絵を描き,輪郭にそって糊を置き,刷毛で色をさして染めるので,輪郭が白く抜けて,いわゆる糸目ができる。本友禅。 型友禅
かた-ゆうぜん: ―イウゼン [3] 【型友禅】 (「型紙友禅」の略) 型紙を用い,糊(ノリ)に染料を加えた写し糊を使って模様を染め出す友禅染め。明治以後始まり,量産されるようになった。
きゅうぜん: 【翕然】 多くのものが一つに集まり合うさま。 「えらい人があれば天下―としてその旗下にあつまる/吾輩は猫である(漱石)」
きょうぜん: 【饗膳】 客をもてなすときの料理の膳。馳走の酒肴(シユコウ)。 ; 【恟然】 恐れさわぐさま。恟恟。 「人心何となく―たり/泣かん乎笑はん乎(透谷)」
ぎょうぜん: 【凝然】 じっと動かずにいるさま。 「―として立ち尽くす」「在りけるままに―と坐したり/金色夜叉(紅葉)」
くうぜん: 【空前】 今までに例のないこと。未曾有(ミゾウ)。 「―の盛況」 ; 【空然】 (1)ぼんやりとしてむなしいさま。空虚なさま。 「失望もなく希望もなく,ただ―として/空知川の岸辺(独歩)」 (2)本来あるべき中身がないさま。 「広蓋(ヒロブタ)の上には入物ばかり―たり/滑稽本・七偏人」
ぐうぜん: 【偶然】 ※一※ (名・形動) (1)何の因果関係もなく,予測していないことが起こること。思いがけないこと。また,そのさま。 「―に街で出会う」「―の一致」 (2)〔哲〕 〔contingency〕 事象の因果系列に対して,それに含みえない事象または因果的に予測できない事象が生起すること。 ⇔必然 ※二※ (副) 思いがけないことの起こるさま。たまたま。 「道で―出会った」
ぐうぜん-ろん: [3] 【偶然論】 (哲) (casualism) 世界の発生や生成は究極的には偶然によるとする考え。エピクロス・ルクレティウスの哲学など。 決定論
こうぜん: 【紅髯】 (1)赤いひげ。 (2)西洋人の異名。紅毛。 ; 【公然】 (1)広く知れわたっているさま。おおっぴらであるさま。 「―たる事実」 (2)物事を人にはばからずに行うさま。 「―と口にする」「私は―雪江さんの部屋へ入る権利がある/平凡(四迷)」
ごうぜん: 偉そうに人を見下すさま。 「―として鼻の先にあしらふ/書記官(眉山)」 ; 【豪然】 力強いさま。また,態度が尊大なさま。 「熊の皮の上に―と胡座(アグラ)をかいたる主人公/社会百面相(魯庵)」 ; 【囂然】 人の声などが騒がしいさま。 「喧嘩騒擾―たる/慨世士伝(逍遥)」
ごほうぜん: 【御宝前】 神仏の御前。賽銭箱のある所。
ご-ほうぜん: [0] [2] 【御宝前】 神仏の御前。賽銭箱のある所。