わたりのしま 意味
- 【渡りの島】
海を渡った所にある辺境の島。一説に,北海道南部,渡島(オシマ)のこととする。
「―の蝦夷等を召し聚へて/日本書紀(斉明訓)」
関連用語
こし-の-わたりのしま: 【越渡島】 北海道の古名。
こしのわたりのしま: 【越渡島】 北海道の古名。
わたり-の-しま: 【渡りの島】 海を渡った所にある辺境の島。一説に,北海道南部,渡島(オシマ)のこととする。「―の蝦夷等を召し聚へて/日本書紀(斉明訓)」
ありのとわたり: 【蟻の門渡り】 (1)蟻が一筋の細い列となって進むこと。蟻の熊野まいり。 (2)外陰部と肛門との間。会陰(エイン)。 (3)長野県北部,戸隠山山中の難所。
わたり: 【辺り】 (1)ある場所とその付近。その一帯を漠然とさしていう。あたり。近所。辺。 「六条―の御忍びありきの頃/源氏(夕顔)」 (2)人,あるいは人々のことを漠然とさしていう。 「かの―は,かくいともむもれたる身に引きこめて/源氏(橋姫)」 (3)ある人のところを婉曲にさしていう。 「この見給ふる―より,情なくうたてあることをなむ/源氏(帚木)」 ; 【渡り】 ※一※ ◎
いのりのし: 【祈りの師】 災いを払い福を招く祈祷(キトウ)をする法師。
おりのし: 【折り熨斗】 のしの一種。方形の紙をのし包みの折り形にした中央に,のしあわびの小片をはり付けたもの。
ののしりの: 侮辱的な
のりのし: 【法の師】 「法師(ホウシ)」を訓読みした語。 「―の,世のことわり説き聞かせむ所の心地するも/源氏(帚木)」
のたりのたり: ゆるやかにうねるさま。のんびり動くさま。 「春の海ひねもす―かな/蕪村句集」
いんのしま: 【因島】 (1)(「因ノ島」とも書く)瀬戸内海芸予諸島の一。全島広島県因島市に属し,造船業が立地。かつて除虫菊の栽培が盛ん。 (2)広島県南東部,瀬戸内の市。因島全島と生口(イクチ)島の東端部が主な市域。中世には村上水軍の根拠地。造船,柑橘類の栽培が盛ん。因島大橋と生口橋などの連橋で,本州や四国と結ばれる。
えのしま: 【江ノ島】 (1)神奈川県藤沢市片瀬(カタセ)海岸,片瀬川河口沖にある小島。弁財天を祀る江ノ島神社がある。 (2)能の曲名。脇能物。観世弥次郎の作。江ノ島誕生の由来,竜口明神および弁財天の奇特が語られる。 (3)山田流箏曲の曲名。1777年,流祖山田検校(ケンギヨウ)作曲。
えのしま-せん: 【江ノ島線】 小田急電鉄の鉄道線。神奈川県相模大野・片瀬江ノ島間,27.4キロメートル。
おきのしま: 【沖ノ島】 福岡県に属し,玄界灘(ゲンカイナダ)にある孤島。古くから朝鮮への航路の要衝で,宗像(ムナカタ)神社の沖津宮がある。島の中腹の巨岩群の間に,四~九世紀の祭祀(サイシ)遺跡があり,多様な形態とその遺物から「海の正倉院」とも呼ばれる。 ; 【隠岐島】 ⇒隠岐諸島(オキシヨトウ)
かこのしま: 【可古の島】 兵庫県中部を流れる加古川が播磨灘に注ぐ河口にあった島。南毘都麻(ナビツマ)の島。((歌枕))「心恋しき―見ゆ/万葉 253」