ありのとわたり 意味
- 【蟻の門渡り】
(1)蟻が一筋の細い列となって進むこと。蟻の熊野まいり。
(2)外陰部と肛門との間。会陰(エイン)。
(3)長野県北部,戸隠山山中の難所。
関連用語
あり-の-とわたり: [5] 【蟻の門渡り】 (1) 蟻が一筋の細い列となって進むこと。蟻の熊野まいり。 (2) 外陰部と肛門との間。会陰(エイン)。 (3) 長野県北部,戸隠山山中の難所。
とわたり: 【門渡り】 会陰(エイン)の俗称。蟻(アリ)の門渡り。
ひとわたり: 【一渡り・一渉り】 (1)全体を通して一度おおざっぱに行うこと。副詞的にも用いる。ひととおり。一応。 「―は調べた」「―目を通す」 (2)初めから終わりまで一度通すこと。楽曲などを一回演奏すること。 「―に楽一つを習ひて/宇津保(俊蔭)」
もとわたり: 【本渡り】 「古渡(コワタ)り」に同じ。 「―の唐織山をなし/浮世草子・五人女 5」
ありのとう: 【蟻の塔】 「蟻塚(アリヅカ)」に同じ。﹝季﹞夏。
ありのとう-ぐさ: ―タフ― [4] 【蟻の塔草】 アリノトウグサ科の多年草。山野に自生。高さ20センチメートル内外。葉は卵円形で対生する。秋,茎頂が分枝して黄褐色の小花を多数つける。ノミトリグサ。
ありきたりの: 因循; 地味; スクェア; スクエア; 保守的; スクェアー; スクエアー
ありのとうぐさ: 【蟻の塔草】 アリノトウグサ科の多年草。山野に自生。高さ20センチメートル内外。葉は卵円形で対生する。秋,茎頂が分枝して黄褐色の小花を多数つける。ノミトリグサ。
わたりのしま: 【渡りの島】 海を渡った所にある辺境の島。一説に,北海道南部,渡島(オシマ)のこととする。 「―の蝦夷等を召し聚へて/日本書紀(斉明訓)」
こし-の-わたりのしま: 【越渡島】 北海道の古名。
こしのわたりのしま: 【越渡島】 北海道の古名。
とわたる: 【門渡る】 海峡・瀬戸・川戸などを(舟で)渡る。 「淡路島―・る舟の楫間(カジマ)にも/万葉 3894」
とわず-がたり: トハズ― [4] 【問わず語り】 人が尋ねないのに自分から語ること。「―に身の上話を始めた」
わたり: 【辺り】 (1)ある場所とその付近。その一帯を漠然とさしていう。あたり。近所。辺。 「六条―の御忍びありきの頃/源氏(夕顔)」 (2)人,あるいは人々のことを漠然とさしていう。 「かの―は,かくいともむもれたる身に引きこめて/源氏(橋姫)」 (3)ある人のところを婉曲にさしていう。 「この見給ふる―より,情なくうたてあることをなむ/源氏(帚木)」 ; 【渡り】 ※一※ ◎
きりのと: 【桐の薹】 〔「きりのとう」の転〕 (1)模様・紋章の一。「九七桐」「五七桐」「五三桐」の総称。 (2)〔(1)の紋が刻印されていたところから〕 小判・一分金(イチブキン)など判金の異名。 「やり手までも光をかざる―をもらひ/浮世草子・一代男 7」