健気 意味
- けなげ ①◎
〔「けなりげ」の転〕
(1)心がけや態度がしっかりしているさま。現代では特に,幼く力の弱い者が,困難な状況で立派に振る舞うさまにいう。
「病弱な両親を助けて働く―な子供たち」
(2)武勇にすぐれているさま。勇ましいさま。
「弁慶さしも―なる人の太刀をだにも奪ひ取る/義経記 3」
(3)心がしっかりしているさま。毅然(キゼン)。
「我ハ少シモ志ヲ撓(タオ)メズ,不断―ニシテイル/天草本伊曾保」
(4)健康なさま。壮健。
「ああ+もっと...―な老者かな/蒙求抄 1」
﹛派生﹜——さ(名)
例文
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- 彼が直向きに生きるその姿は実に健気です。
- 兄が急逝したのは2年前、義姉は一人兄の遺した小さな宝飾店を健気に守ってきた。
- 健気だね ハチ公かよ などと言われる
- もっと健気になったらどうだ ワトソン博士
- 健気なのは うちの たみ姉ちゃん。
関連用語
健忘症: 記憶喪失; 健忘
健忘: けんぼう ◎ (1)よく物事を忘れること。忘れっぽいこと。 (2)〔医〕 記憶障害の一種。一定期間の記憶を再生できない症候。記憶喪失。
健祥: 健勝
健康食品: けんこうしょくひん ⑤ 健康増進に効果があるとして販売されている食品。 →特定保健用食品
健立つ: すくだつ (赤子が)すこやかに育っていく。 「介抱にて漸と―・たせ/浄瑠璃・壇浦兜軍記」
健康証書: 健康証明書
健筆: けんぴつ ◎ 文章や文字をたくみに書くこと。詩や文章を次々に生み出すこと。 「―家」「―をふるう」
健康証明証: 健全証
健羨: けんせん ◎ ひどくうらやむこと。 「世の人の尊重の的,―の府となる昔所謂お役人様/浮雲(四迷)」