健立つ 意味

発音を聞く:
  • すくだつ
    (赤子が)すこやかに育っていく。
    「介抱にて漸と―・たせ/浄瑠璃・壇浦兜軍記」

関連用語

        立つ:    たつ ① 和船で,各種の柱の称。 ; たつ ① ※一※ (動タ五[四]) □一□ (1)座ったり横になったりしていた人が足を伸ばして自分の体を垂直の姿勢にする。 「この案に賛成の人は―・って下さい」「―・ってお辞儀をする」 (2)座についていた人が,ある用件のためにその場を去る。 「食事中,何度も台所に―・つ」「途中で席を―・つ」「電話に―・つ」 (3)人が,ある所で直立し
        主立つ・重立つ:    おもだつ ③ 構成メンバーの中で中心となる。多く「おもだった」の形で連体詞的に用いる。 「会の中の―・ったメンバー」
        立つ波・立つ浪:    たつなみ ◎ 文様の一。激しく逆巻く波頭(ナミガシラ)を図案化したもの。近世,蒔絵・染織などの模様として流行した。たてなみ。
        群立つ・叢立つ:    むらだつ ③ (1)ひとかたまりになって立っている。 「赤松の拗(クネ)つた細い幹が雑木交りに木深く―・つて/青春(風葉)」 (2)群がって飛びたつ。群れだつ。 「磯千鳥のむらばつと―・てる其影のみぞ/ふところ日記(眉山)」「群鳥の―・ち去(イ)なば/万葉 1785」
        並立つ:    立ち並ぶ; 櫛比する; 一列に並ぶ; 並み立つ; 並みたつ; 並ぶ; 立ちならぶ
        主立つ:    重立つ
        事立つ:    ことだつ 平常と違ったことをする。 「む月なれば―・つとて,大御酒(オオミキ)たまひけり/伊勢 85」
        人立つ:    ひとだつ 〔「だつ」は接尾語〕 大人らしくなる。一人前になる。 「―・ち給ひなば,おとどの君もたづね知り聞え給ひてむ/源氏(玉鬘)」
        仕立つ:    したつ ※一※ (動タ四) 着物を作る。仕立てる。 「みな装束―・ちて/枕草子 90」 ※二※ (動タ下二) ⇒したてる
        先立つ:    さいだつ 〔「さきだつ」の転〕 ※一※ (動タ四) 先に行く。先行する。 「これが送りせよとて,―・ちていでにければ/蜻蛉(中)」 ※二※ (動タ下二) 先に行かせる。先行させる。 「人はみなおくらかし,―・てなどして/蜻蛉(中)」 ; さきだつ ③ ※一※ (動タ五[四]) (1)人の前に立って進む。先頭に立つ。先に行く。 「衆に―・つ」「―・ちし人々,いとよくやす
        出立つ:    でたつ 〔「いでたつ」の転〕 (1)出かける。 「貴賤上下見物セウト―・ツコト限リモ無ウテ/天草本伊曾保」 (2)(仕事や外出の)身支度を調える。 「器量によせて―・つたりやと声をそろへほめたりけり/幸若・高館」
        刺立つ:    とげだつ ③ (1)とげが立つ。 「―・った枝」 (2)いらだつ。とげとげしくなる。 「心が―・つ」
        夕立つ:    ゆうだつ (1)雨・雲・風・波などが夕方に起こり立つ。 「かきくもり―・つ浪のあらければ浮きたる舟ぞしづ心なき/新古今(羇旅)」 (2)夕立が降る。 「俄に空陰(クモ)りて―・ちぬ/今昔 19」
        屡立つ:    しばたつ (波などが)しきりに起こる。 「音―・ちぬ水脈(ミオ)速みかも/万葉 4460」
        巣立つ:    すだつ ② (1)鳥が巣立ちをする。 「雛が―・つ」 (2)子供が成人して親元を離れる。また,学業を終えて社会へ出る。また,卒業する。 「学窓を―・って社会人となる」 〝可能〞 すだてる

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