唐詩 意味
- とうし ◎①
(1)中国,唐代の詩。各種の詩体が発展し,絶句・律詩の今体詩が確立した。杜甫・李白・韓愈(カンユ)・白居易などの詩人も輩出。
(2)中国古典詩の総称。
例文
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- これが唐詩への先駆けとされている。
- その謎は「唐詩選」に隠されている。
- この故事の典故は『唐詩紀事』巻40である。
- 唐詩の内容に最も忠実とされる。
- 別名「唐詩剣法」とも呼ばれる。
- 唐代の詩のことを唐詩と呼ぶ。
- 唐詩を好み、頼山陽と声律を論じたことは有名である。
- この「唐詩三百首」は、文学に関連した書きかけ項目です。
- 玩世教主の名で発表した『唐詩笑』と『小説白藤伝』である。
関連用語
全唐詩: ぜんとうし 中国,清の彭定求(ホウテイキユウ)らが康煕(コウキ)帝の勅命で編集した唐代詩集。九〇〇巻。1706年成立。唐代に作られた詩形式の作品をほぼ網羅する。
唐詩選: とうしせん 中国,唐代の名詩選。七巻。明の李攀竜(リハンリヨウ)の編とされるが未詳。唐代の詩人一二八人の代表作四六五編を採録。唐詩正統派の格調や声律を伝える。日本には江戸初期に伝来して以後,漢詩入門書として盛行。
三体唐詩: さんたいとうし 中国唐代の詩人一六七人の近体詩を,七言絶句・七言律詩・五言律詩に分けて編纂(ヘンサン)した書。三巻本・六巻本・二〇巻本がある。1250年,宋の周弼(シユウヒツ)の編。中晩唐期の作品を多く収める。唐賢三体詩法。三体詩。
唐言: からこと (1)「唐語(カラコトバ)」に同じ。 「あなむつかしの―書きたる物/読本・雨月(蛇性の婬)」 (2)「挿(ハサ)み語(コトバ){(2)}」に同じ。 「茶屋の女―にて合図をし/黄表紙・栄花夢」
唐装束: からそうぞく ③ (1)唐綾(カラアヤ)・唐絹・唐織物などで作った晴れの装束。 (2)舞楽の襲(カサネ)装束の別名。 ; とうしょうぞく ③ 唐楽・高麗(コマ)楽などの舞楽に用いる装束。
唐衣橘洲: からごろもきっしゅう (1743-1802) 江戸後期の狂歌師。本名,小島源之助。号,酔竹園。江戸の人。幕臣。四方赤良(ヨモノアカラ)・朱楽菅江(アケラカンコウ)とともに狂歌三大家の一人。狂歌中興の祖。著「狂歌若葉集」「狂歌酔竹集」など。
唐話纂要: とうわさんよう 江戸中期の中国語学習書。岡島冠山著。六巻。1716年頃成る。中国語の語句・会話文の発音と意味を記す。
唐衣・韓衣: からころも ※一※ (名) 唐風の衣服。美しい,立派な衣。 「―君に打ち着せ見まく欲り/万葉 2682」 ※二※ (枕詞) 「着る」「裁つ」「反(カエ)す」「裾(スソ)」などにかかる。 「―きつつ馴れにし妻しあれば/伊勢 9」
唐語・韓語: からことば 中国・朝鮮の言葉。また,わからない言葉。外国語。からこと。[日葡]
唐衣: からぎぬ ③② 〔唐風の衣の意〕 女官が正装するとき着用した短い上衣。奈良時代の背子(ハイシ)の変化したもので,幅の狭い広袖があり,襟を羽織のように折り返して上衣の上に着る。唐の御衣(オンゾ)。
唐豇: とうささげ ③ インゲンマメの別名。