あがなう 意味
- 【贖う】
罪の償いをする。
「死をもって罪を―・う」
‖可能‖ あがなえる
- 【購う】
〔「贖(アガナ)う」と同源〕
(1)買い求める。
「最も価(アタイ)低き入場券を―・ひたれば/ふらんす物語(荷風)」
(2)ある物と引き換えに別の物を得る。
「汗と涙で―・われた成功」
‖可能‖ あがなえる
- かがなう 【僂なふ】 〔近世語〕 日数を指折り数える。 「―・へ見れば…三箇月に及び/読本・弓張月(前)」
- あがない 【贖い】 罪や過ちの償いをすること。また,そのために差し出すもの。贖罪(シヨクザイ)。つぐない。 「罪の―をする」
- あがない-もの-の-つかさ アガナヒ― 【贓贖司】 律令制で,刑部(ギヨウブ)省の官司の一。罪人の資財などの没収,不正に収得された財物の取り扱いなどをつかさどった。あがもののつかさ。
- あがないもののつかさ 【贓贖司】 律令制で,刑部(ギヨウブ)省の官司の一。罪人の資財などの没収,不正に収得された財物の取り扱いなどをつかさどった。あがもののつかさ。
- なう 【綯う】 糸や藁(ワラ)などをより合わせる。より合わせて一本の紐(ヒモ)や縄を作る。よる。あざなう。 「泥棒を捕らえて縄を―・う」 ; 〔上代東国方言〕 動詞の未然形に付いて,打ち消しの意を表す。…ない。 「さ衣の小筑波嶺(オヅクハネ)ろの山の岬(サキ)忘ら来(コ)ばこそ汝をかけ〈なは〉め/万葉 3394」「月日夜(ツクヒヨ)は過ぐは行けども母父(アモシシ)が玉の姿は忘れせ〈なふ
- がな 〔疑問の係助詞「か」に詠嘆の終助詞「な」が付いてできたもの。中世から近世へかけての語〕 文中の種々の語に付いて,漠然とさし示すのに用いる。 (1)(疑問を表す語句とともに用いて)不定の意を表す。…か。 「何―取らせんと思へども,取らすべき物なし/宇治拾遺 9」「何として―是れをかへさうと思うて/蒙求抄 4」 (2)漠然と例示する意を表す。…でも。 「又仕事誂ひに―参つたもので御座りま
- あが 【吾が】 〔「あ」は一人称代名詞。「が」は格助詞〕 (1)(「が」は連体格)私の。自分の。わが。 「―胸痛し恋の繁きに/万葉 3767」 (2)(「が」は主格)私が。私は。 「安眠(ヤスイ)も寝ずて―恋ひ渡る/万葉 3633」 →あ →わが
- うなう 【耡ふ】 田畑を耕し畝(ウネ)を作る。耕す。 「荒れ畑をよく―・つて帰りましたが/歌舞伎・時桔梗」
- かなう 【叶う・適う】 ※一※ (動ワ五[ハ四]) (1)願望が実現する。《叶》「念願が―・った」「―・わぬ恋」 (2)(基準や条件などに)適合する。《適》「理想に―・った人」「時宜に―・う」「潮も―・ひぬ今は漕ぎ出でな/万葉 8」 (3)(動作性の名詞などを受け,下に打ち消し表現を伴って)…することができる。…することが許される。 「足が弱って歩行も―・わない」 (4)(多く「敵う」と書
- しなう 【撓う】 ※一※ (動ワ五[ハ四]) 〔「しなやか」の「しな」と同源〕 (1)弾力があって,力を受けたとき折れずにしなやかに曲がる。たわむ。しなる。 「実がいっぱいなって枝が―・う」 (2)逆らわずに,物に従う。順応する。 「水に―・うて渡せや渡せ/平家 4」 (3)しなやかに美しい姿である。 「うち―・ひ寄りてそ妹はたはれてありける/万葉 1738」 ※二※ (動ハ下二)
- そなう 【供ふ・備ふ・具ふ】 ⇒そなえる(供) ⇒そなえる(備・具)
- となう 【徇ふ】 広く告げ知らせる。広く行き渡らせる。 「早く逆臣尊氏・直義等を誅伐し,天下に―・へんと請ふ状/太平記 14」 ; 【殉ふ】 あることのために一身をなげうつ。殉死する。 「身を重じて道に―・へ/露団々(露伴)」
- なうて 【名うて】 (「なうての」の形で)ある方面で名高いこと。評判の高いこと。名代(ナダイ)。 「―の酒豪」
- になう 【担う・荷なう】 (1)肩で物をささえて持つ。かつぐ。 「天秤棒で荷を―・う」 (2)身に引き受ける。負担する。せおう。 「次代を―・う」「一身に期待を―・う」「足利殿は…徳を―・つて/太平記 9」 ‖可能‖ になえる
例文
- 俺に挑んだ奴らは あがなうことになる
- 俺に挑んだ奴らは あがなうことになる
- 血であがなうだけの価値がある
- あがなう...
- あがなう...
- あがなう...
- あがなう...
- 汚い言葉を吐き 野蛮な態度をとるなんて 出ておいき! 罪をあがなうまでは
- 肉体的接触を強く拒み、人生は罪をあがなうためにあると考えているが……。
- キリスト教ではイエス・キリストの受難と死は人間の罪をあがなうためであると考えてきた。