いぶる 意味
- 【燻る】
よく燃えないで煙がたくさん出る。けぶる。くすぶる。
「なま木が―・る」
- ゆすぶる。揺り動かす。ゆぶる。
「孫は―・られて,何心なく笑ふ/御伽草子・福富」
- けんたいぶる 高慢にふるまう。もったいぶる。 「元は御家老の御姫様とか云ふので―・つて居ますけれど/良人の自白(尚江)」
- ていさいぶる 【体裁ぶる】 体面だけを考えて行動する。もったいぶる。 「―・らない態度」
- もったいぶる 【勿体振る】 重々しく気どった様子をする。 「―・った話し方をする」
- ようだいぶる 【容体振る】 ことさら重々しい態度をする。もったいぶる。 「豪さうに見えて―・るやうで気恥かしいから/婦系図(鏡花)」
- もったいぶる人 うぬぼれた人; 気取り屋
- ぶる 【振る】 〔接尾語「ぶる」が独立の動詞として用いられるようになったもの〕 俗に,えらそうに振る舞う。きどる。もったいぶる。 「―・った奴」「彼は―・るから嫌だ」 ; 【振る】 〔動詞五[四]段型活用〕 名詞や形容詞・形容動詞の語幹などに付いて,いかにもそれらしい様子をする,そのように振る舞うなどの意を表す。 「学者―・る」「気持ちがたか―・る」「利口―・って嫌な奴」
- ぶる-ぶる [1] (副)スル 小きざみにゆれ動くさま。また,寒さ・恐怖などで,体が震えるさま。「怖くて―(と)震える」「手が―して字が思うように書けない」
- ぶるぶる 小きざみにゆれ動くさま。また,寒さ・恐怖などで,体が震えるさま。 「怖くて―(と)震える」「手が―して字が思うように書けない」
- あぶる 【溢る】 ⇒あぶれる ; 【炙る・焙る】 (1)火にあててこげ目をつける程度に軽く焼く。 「鰺(アジ)の干物(ヒモノ)を―・る」「のりを―・る」 (2)火にあてて乾かしたり,あたためたりする。 「手を火鉢で―・る」 ‖可能‖ あぶれる
- かぶる 【齧る】 (1)かじる。 「黒白二つの月の鼠が其の草の根を―・るなる/太平記 33」 (2)〔虫がかじるためと考えたことから〕 腹がしくしく痛む。 「互いに虫腹が―・らう/狂言・宗論(虎寛本)」 →虫が齧る ; 【気触る】 ⇒かぶれる ; 【被る・冠る】 〔「かがふる」が「かうぶる」を経て転じたもの〕 (1)頭の上にのせる。上にかけて覆う。 「帽子を―・る」「布団を
- がぶる (1)風波のため,船体が激しく揺れる。 (2)相撲で,四つに組んで相手の体をゆするようにして寄っていく。 「―・って寄る」
- けぶる 【煙る・烟る】 〔「けむる」の古形〕 (1)「けむる(煙)」に同じ。 「広い部屋が一面に―・つて居る/続風流懺法(虚子)」 (2)輪郭がかすんで,ほのかにみえる。かすんで美しくみえる。 「眉のわたりうち―・り/源氏(若紫)」 (3)火葬にされて,煙となって上る。 「―・りにし人を桶火(オケビ)の灰によそへて/和泉式部集」
- しぶる 【渋る】 〔名詞「渋(シブ)」の動詞化〕 (1)物事がすらすらと進行しない。とどこおる。 「筆が―・る」 (2)ためらう。誘いになかなか応じようとしない。ぐずぐずする。 「出資を―・る」「金を出し―・る」「今宵はえなむ,など―・らせ給ふに/枕草子 104」 (3)渋り腹になる。 「ハラガ―・ル/ヘボン」
- せぶる 「せびる」に同じ。 「女郎―・つて掴み取つた一歩小判の金が罰/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
例文
- "聞きたい? - もったいぶるのか?"
- もったいぶるなよ 減るもんじゃないだろ
- 一体 なんだよ? もったいぶるなよ。
- なにももったいぶる必要もあるまい?
- "もったいぶる感じと 騒いでる感じをつかう"
- もったいぶるな
- 「いぶり」は「いぶる」の活用形で、広辞苑にも示されるれる言葉である。
- この時、爆笑田中は「そんなにもったいぶる意味がわからない」などとツッコミを入れていた。
- 『ヨコハマBJブルース』(よこはまびーじぇいぶるーす)は、1981年に公開された日本映画。
- 株式会社リライブルレーベン(かぶしきかいしゃりらいぶるれーべん)は東京都に本社を置く不動産会社。