うつろいぎく 意味
- 【移菊】
襲(カサネ)の色目の名。表は紫,裏は白・青または黄。男女ともに秋に用いる。
- うつろい-ぎく ウツロヒ― [3] 【移菊】 襲(カサネ)の色目の名。表は紫,裏は白・青または黄。男女ともに秋に用いる。
- うつろい 【移ろい】 〔動詞「移ろう」の連用形から〕 (1)移り変わること。 「季節の―」 (2)盛りのときが過ぎること。 「美貌(ビボウ)にも―が見える」 (3)居場所を変えること。転居。 「まだ対面し給はねば―もえし給はず/宇津保(国譲上)」
- うつろ 【洞】 〔中世語〕 一家一門。一族仲間。[日葡] ; 【空ろ・虚ろ】 (1)(「洞」とも書く)中がからで何もない・こと(さま)。がらんどう。うろ。 「根もとの方が―になっている」 (2)気力や生気を失い,ぼんやりしているさま。《虚》「―なひとみ」 (3)むなしいさま。空虚。 「話も―に響いた」
- くつろいで 非公式に
- うつろう 【映ろう】 〔「映(ウツ)る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の転〕 光や影が他の物の表面にうつっている。 「湖面に―・う富士の姿」 ; 【移ろう】 〔「移る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の転〕 (1)時の経過とともに物の状態が変わってゆく。衰えてゆく。 「奈良の都の―・ふ見れば/万葉 1045」 (2)場所が変わる。移動する。 「山里などに―・ひて/
- うつろな 暗い; ぼんやりした; 生彩のない; 淡い
- うつろわす 【移ろはす】 (1)場所を移らせる。場所を変わらせる。 「東の院つくりはてて,花散里ときこえし(坊ヲ),―・し給ふ/源氏(松風)」 (2)色を変える。 「上は薄き蘇芳,裏は色々―・したり/栄花(根合)」
- うつろわ・す ウツロハス 【移ろはす】 (動サ四) (1) 場所を移らせる。場所を変わらせる。「東の院つくりはてて,花散里ときこえし(坊ヲ),―・し給ふ/源氏(松風)」 (2) 色を変える。「上は薄き蘇芳,裏は色々―・したり/栄花(根合)」
- うつろ・う ウツロフ [3] 【移ろう】 (動ワ五 [ハ四] ) (「移る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の転) (1) 時の経過とともに物の状態が変わってゆく。衰えてゆく。「奈良の都の―・ふ見れば/万葉 1045」 (2) 場所が変わる。移動する。「山里などに―・ひて/徒然 30」 (3) 色が変わってゆく。あせる。「色々―・ひたるも黄なるが見所あるも/紫式部日記」 (4)
- よろいぎ 【鎧着】 (1)初めて鎧を着ること。 (2)主君の鎧を着て供をする役。
- えんめいぎく 【延命菊】 ヒナギクの異名。
- きんけいぎく 【錦鶏菊】 キク科の一,二年草。北アメリカ原産。茎は高さ約50センチメートル。卵形の小葉からなる羽状葉を対生する。夏,枝頂に周囲が黄色,中心が紫褐色の頭状花をつける。
- くれないぎく 【紅菊】 襲(カサネ)の色目の名。表は紅,裏は青。秋に用いる。
- くつろいだ気分 心安い気分
例文
- 移菊(うつろいぎく)とは晩秋のころ白菊が花弁の端から紫がかって来たものを言う。