うつり-ゆ・く 意味
読み方:
意味携帯版
- [4][0]
【移り行く】
(動カ五[四])
(1)時がたつとともに変わってゆく。「世の中の―・くさま」
(2)時間が過ぎていく。「―・く時見るごとに/万葉 4483」
- く・ゆ 【悔ゆ】 (動ヤ上二) くいる
- ゆ・く [0] 【行く・往く】 (動カ五 [四] ) (1) 人・動物・乗り物が,移動する。話し手に近づく場合は「来る」という。(ア)人・動物・乗り物が,話し手のいる場所から遠くへ移動する。「これから銀行へ―・くところだ」「父は今,タバコを買いに―・っています」「まっすぐ―・けば駅へ出ます」(イ)人・動物・乗り物が,目的の地点に向かって進む。また至りつく。「京都を見たあと奈良へ―・く」「
- うつり 【映り・写り】 (1)色・光,物の姿・形などが映っている状態。 「写真―のよい人」「テレビの―が悪い」 (2)色や模様などの取り合わせ。釣り合い。調和。 「―のよい帯」 ; 【移り】 (1)移ること。移動。転居。 「東京へお―と聞きましたが」「都(ミヤコ)―」「家―」 (2)移り変わること。変遷。 「人の世も思へばあはれいく昔いく―して今になりけん/玉葉(雑五)」 (3
- うつ・く 【空く・虚く】 (動カ下二) うつける
- あけ-ゆ・く [3] 【明け行く】 (動カ五 [四] ) 夜が次第に明けてゆく。「―・く山々」
- い-ゆ・く 【い行く】 (動カ四) (「い」は接頭語) 行く。多く他の動詞と複合して用いられる。「―・きまもらひ戦へば/古事記(中)」
- おい-ゆ・く オヒ― 【生ひ行く】 (動カ四) 成長していく。「みるぶさの―・くすゑはわれのみぞ見む/源氏(葵)」
- おち-ゆ・く [3] [0] 【落(ち)行く】 (動カ五 [四] ) (1) 逃げて行く。落ちのびて行く。「―・く先は九州相良」 (2) 結局,そこに帰着する。結論として,そこに行きつく。「―・く先は知れている」 (3) 落ち目になっていく。おちぶれていく。「すゑになれば―・くけぢめこそやすくはべるめれ/源氏(行幸)」
- かわり-ゆ・く カハリ― [0] [4] 【変(わ)り行く】 (動カ五 [四] ) 次第に変わってゆく。変わりつつ経過する。「年々―・く町の姿」
- くだり-ゆ・く [0] [4] 【下り行く】 (動カ五 [四] ) (1) 坂道などを下って行く。また,都から地方へ行く。「―・く山路の雲や里人の/為尹千首」 (2) 栄えていたものが衰えてゆく。「―・く運は誰が導きの薄命道/暗夜(一葉)」
- くれ-ゆ・く [3] 【暮れ行く】 (動カ五 [四] ) (日・年・季節などが)次第に暮れる。段々終わりに近づく。
- ここち-ゆ・く 【心地行く】 (動カ四) 気持ちや気分がさっぱりとする。満足に思う。「いとよくはらはれたる遣水(ヤリミズ)の―・きたるけしきして/紫式部日記」
- こころ-ゆ・く [0] [4] 【心行く】 (動カ五 [四] ) 十分に満足して,気が晴れ晴れとする。現代語では多く連体形を用いる。「―・くばかり大声で歌った」「―・くまで遊んだ」「おのおの―・きたる気色なるに/源氏(総角)」
- こと-ゆ・く 【事行く】 (動カ四) (1) 物事がうまくいく。らちがあく。「心よりは―・かずなむ,思う給へられしを/源氏(絵合)」 (2) 納得できる。わけが分かる。「かくつきなきことを仰せ給ふことと,―・かぬものゆゑ/竹取」
- さか-ゆ・く 【栄行く】 (動カ四) 栄えてゆく。「今こそあれ我も昔は男山―・く時もありこしものを/古今(雑上)」