きおもて 意味
- 【木表】
板目の板材の,木の皮に近い方の面。
⇔木裏
- おもて 【表】 (1)二つの面のうち,前や上になる方。また,外側。表面。 ⇔裏 「封筒の―」 (2)目立つ方の側。前面・正面になる方。 ⇔裏 「―から入る」「―玄関」「―参道」 (3)家のそと。屋外。戸外。 ⇔うち 「―で遊ぶ」 (4)見せかけの部分。うわべ。外見。 ⇔裏 「―はきれいごとで済ます」「裏―のない人」 (5)おおっぴらなこと。おおやけ。 「―沙汰(ザタ)」
- きおも 【気重】 (1)気分が引き立たないこと。気が進まないこと。また,そのさま。 「何となく―で行きたくない」 (2)相場に活気がなくて,下げ気味になること。
- あなた-おもて 【彼方面】 むこう側。あちら側。「あかずして月のかくるる山もとは―ぞ恋しかりける/古今(雑上)」
- あま-の-おもて [1] 【案摩の面】 (1) 舞楽の案摩の舞に用いる仮面。長方形の厚紙に白絹を貼り,目・鼻・口などを抽象的に描く。蔵面(ゾウメン)。 (2) 上部に黒い山形,下部に黒いうろこ形の斑(フ)を描いてある白羽の矢。「―の羽付きたる平胡簶(ヒラヤナグイ)の箙(エビラ)を負ひ/太平記 13」
- いりおもて 【西表】 沖縄県南西部,八重山諸島中最大の島。面積284平方キロメートル。河口付近にマングローブ林が発達。内陸は亜熱帯原始林におおわれた山地。
- うらおもて 【裏表】 (1)うらとおもて。 (2)うらをおもて側にすること。裏返し。 「シャツを―に着る」 (3)内面と外に現れたものとが合わないこと。かげひなた。表裏(ヒヨウリ)。 「―のない人」 (4)表面と内情。表裏。 「政界の―に通じた人物」
- うら-おもて [0] 【裏表】 (1) うらとおもて。 (2) うらをおもて側にすること。裏返し。「シャツを―に着る」 (3) 内面と外に現れたものとが合わないこと。かげひなた。表裏(ヒヨウリ)。「―のない人」 (4) 表面と内情。表裏。「政界の―に通じた人物」
- おおもて 【大持て】 人気があって,喜んで受け入れられること。大いにもてること。 「美人で愛想もいいので―だ」「日本のカメラは外国で―だ」
- おもてあみ 【表編み】 棒針編みの基本編みの一。メリヤスの表の面と同じ編み目のでる編み方。メリヤス編み。 →裏編み
- おもてうた 【面歌】 代表的な秀歌。代表となるようなすぐれた歌。 「後拾遺の恋の歌の中に…是を―と思へり/無名抄」
- おもてうら 【表裏】 (1)おもてとうら。 (2)表面に表れた態度と内心。うらおもて。 「―ノアル人/日葡」
- おもてえし 【表絵師】 江戸幕府御用絵師のうち,奥絵師の支流十数家。御家人格。
- おもてかた 【表方】 劇場で,幕から劇場入り口の間の仕事に従事する者の総称。観客に関する業務を行う人。宣伝係・案内人・切符売りなど。 ⇔裏方
例文
- 縁無し畳の場合には織り目が詰んでいる目積表(めせきおもて)が一般的に利用される。
- 木表(きおもて)とは、1本の木を板にした場合、断面の年輪を見て木の外側となる面のこと。
- 縁無し畳には、一目に経糸を1本ずつ織り込んだ目積表(めせきおもて)という織り方のものが利用される。
- 後世において「吉松」を除いた西諸県郡を総称して「真幸表(まさきおもて)」と呼ぶようになり、これのため「高原」、「野尻」も真幸院の中に加えて呼ぶようになったと思われる。