こごる 意味
- 【凝る】
(1)水分を含んだものが冷えて固体やゼリー状になる。
「魚の煮汁が―・る」「息が―・る」
(2)手足がかじかむ。
「手―・つて弓をひくに叶はず/太平記 4」
- ごる 【五流】 古代,律に定められた五種の流刑。加役流・反逆縁坐流・子孫犯過失流・不孝流・会赦猶流のこと。
- こご 【供御】 〔「くご」の転〕 食事。 →おこご(御供御) ; 【古語】 (1)昔使われた言葉で,現在では一般に使われなくなっているもの。古典語。 ⇔現代語 「―辞典」 (2)古人の言ったことば。 「―にいわく」 ; 【故吾】 昔の自分。もとのままの自分。 「文三の今我(コンガ)は―でない/浮雲(四迷)」 ; 物をもむ音をあらわす語。ごしごし。 「しただみをい
- おごる 【奢る】 〔「おごる(驕)」と同源〕 (1)(分不相応に)ぜいたくになる。 「口が―・る」「上の―・り費す所をやめ/徒然 142」 (2)自分の金で他人にごちそうする。 「夕食を―・る」 ‖可能‖ おごれる 奢る者は心嘗(ツネ)に貧し 〔譚子化書(倹化)〕 ぜいたくを好む者は,常に心に不満がある。 ; 【驕る・傲る】 才能・家柄・地位などを誇る。また,それを頼ってわがま
- にごる 【濁る】 (1)液体や気体に他のものが入りまじって透明でなくなる。よごれる。 ⇔澄む 「川の水が―・る」「部屋の空気が―・る」「水晶体が―・って視力が落ちる」 (2)色や音が鮮明でなくなる。 ⇔澄む 「―・った赤」「ステレオの音が―・る」 (3)声がきれいでなくなる。声がしわがれる。 「―・っただみ声」 (4)人の心や世の中がみだれる。邪念のために清純・潔白でなくなる。 「
- ほごる 【解る】 ⇒ほごれる
- よごる 【汚る】 ⇒よごれる
- 広ごる ひろごる 広がる。 「朴にむらさきの紙はりたる扇,―・りながらある/枕草子 36」
- しゅし-ごるい 【朱子語類】 中国,南宋の思想家朱熹の語録。一四〇巻。門人,黎靖徳(レイセイトク)編。1270年成立。朱熹が門人たちとかわした問答をテーマ別に整理して集大成したもので,朱熹および朱子学派の思想を知るための重要な資料。
- ひろごる 【広ごる】 広がる。 「朴にむらさきの紙はりたる扇,―・りながらある/枕草子 36」
- おこご 【御供御】 〔「おくご(御供御)」の転〕 昼飯。 「釈迦様の開帳の相伴やら―やら/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
- お-こご 【御供御】 (「おくご(御供御)」の転) 昼飯。「釈迦様の開帳の相伴やら―やら/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
- こごう 【小督】 (1)平家物語にみえる女性。中納言藤原成範(シゲノリ)の娘。高倉天皇の寵(チヨウ)を受けたため平清盛に憎まれて嵯峨野に身を隠すが勅命を受けた源仲国によって見いだされて戻り,天皇との間に範子内親王を儲ける。このため清盛に尼にされて追放された。 (2)能の一。四番目物。金春(コンパル)禅竹作。平家物語の巻六に題材をとった現在物。 (3)箏曲の一。山田流四つ物の一。山田検校(ケンギヨ
- こごえ 【小声】 小さな低い声。 ⇔大声 「―で話す」
- こごし 【凝し】 岩などがごつごつしている。 「岩が根の―・しき道の石床(イワトコ)の/万葉 3329」 ; 【小輿】 輿の一種。屋形がなく,台の周囲に朱塗りの高欄をめぐらしたもの。後方より従者が台上の人の頭上に傘をかざす。 ; 【小腰】 (1)腰。ちょっとした腰についての動作にいう。 「―をかがめる」「船頭は…―に櫓を押した/田舎教師(花袋)」 (2)女房装束の裳(モ)の大腰の
- こごた 【小牛田】 宮城県中北部,遠田(トオダ)郡の町。江戸期から米の集散で栄え,現在も鉄道の分岐点として発展。