ざくり 意味
- (多く「と」を伴って)
(1)物がたやすく切れるさまを表す語。
「西瓜(スイカ)を―と切る」
(2)柔らかいものの中に,刃物や棒状のものなどを勢いよく入れ込むさまを表す語。
「槍で―と突く」
(3)米・砂利などを勢いよくすくうさま。
「シャベルで―と砂をすくう」
- うまざくり 【馬決り】 (1)馬の踏みくぼめた足跡。さくり。 「僅に細き田面(タノモ)の道,上は氷れる―,踏めば深泥膝にあがる/太平記 27」 (2)「決(サク)り{(2)}」に同じ。
- うま-ざくり 【馬決り】 (1) 馬の踏みくぼめた足跡。さくり。「僅に細き田面(タノモ)の道,上は氷れる―,踏めば深泥膝にあがる/太平記 27」 (2) 「決(サク)り{ (2) }」に同じ。
- ひざくりげ 【膝栗毛】 (1)〔膝を栗毛の馬の代用とする意から〕 徒歩で旅行すること。 (2)十返舎一九作の「東海道中膝栗毛」をはじめとする一連の作品の称。
- ざく すき焼きなどの鍋料理で,肉・魚などに添えて煮るネギなどの野菜。
- ざく-ざく ■一■ [1] (副) (1) 雪・霜柱・小石などを踏んで歩く音を表す語。「霜柱を―と踏む」 (2) 宝石・金貨などが多くあるさま。「金なら―ある」「小判が―出てきた」 (3) 切り方・織り方などの粗いさま。「キャベツを―刻む」「太い糸で―編む」 ■二■ [0] (形動) 切り方や切り口が粗いさま。「―な切り口」
- せいようどうちゅうひざくりげ 【西洋道中膝栗毛】 滑稽本。一五編三〇冊。1870(明治3)~76年刊。仮名垣魯文(ロブン)作。一二編以下は総生寛(号,七杉子)作。福沢諭吉の「西洋事情」その他を下敷きにし,「東海道中膝栗毛」の趣向を模した作品。初代弥次郎兵衛・北八と同名の孫がロンドンの万国博覧会に行くというもの。
- とうかいどうちゅうひざくりげ 【東海道中膝栗毛】 滑稽本。八編一八冊。十返舎一九作。1802~14年刊。弥次郎兵衛と喜多八が失敗を繰り返しながら東海道・京都・大坂を旅する滑稽談。各地の名所・風俗なども紹介し,好評を博して続編を20年にわたり書き続けた。道中膝栗毛。膝栗毛。
- ざくざく ※一※ ① (副) (1)雪・霜柱・小石などを踏んで歩く音を表す語。 「霜柱を―と踏む」 (2)宝石・金貨などが多くあるさま。 「金なら―ある」「小判が―出てきた」 (3)切り方・織り方などの粗いさま。 「キャベツを―刻む」「太い糸で―編む」 ※二※ ◎ (形動) 切り方や切り口が粗いさま。 「―な切り口」
- うざく 【鰻ざく】 かば焼きにしたうなぎを細かく切り,薄く刻んでもんだきゅうりと三杯酢であえた料理。
- う-ざく [0] 【鰻ざく】 かば焼きにしたうなぎを細かく切り,薄く刻んでもんだきゅうりと三杯酢であえた料理。
- こう-ざく カウ― 【警策】 (形動ナリ) (「きょうざく(警策)」の直音表記) 物事がすぐれてよいさま。「いと―にねびまさる人なり/源氏(藤裏葉)」
- ざくつ 【座屈】 細長い棒などで,縦方向に圧力を加えていったとき,圧力がある限界値に達すると,急に横方向に湾曲が起こる現象。バックリング。
- ざくろ 【石榴・柘榴】 ザクロ科の落葉小高木。西アジア原産。葉は長楕円形で光沢がある。初夏,枝頂に筒状で橙赤色・橙黄色・絞りなどの六弁花をつける。重弁のものをハナザクロという。秋,球形の果実を結び,熟すと裂けて種子を現す。種皮は甘ずっぱい液に富み,食べられる。樹皮を条虫駆除や染色に用いる。ジャクロ。セキリュウ。﹝季﹞秋。 〔「石榴の花」「花石榴」は ﹝季﹞夏〕
- ざく-ぎり [0] 【ざく切り】 葉物の野菜を大きく切ること。
- すざく 【朱雀】 (1)四方をつかさどる天の四神(シジン)の一。鳥の姿で表され,南方に配する。朱鳥。しゅじゃく。 (2)二十八宿のうち,南方七宿の総称。 (3)「朱雀大路」「朱雀門」の略。
例文
- 英国ミステリ道中ひざくりげ - 小山正と共著。
- 『三悪道中膝栗毛』(さんあくどうちゅうひざくりげ)は人間椅子の12枚目のアルバム。
- この枠の前番組は『日本往来2001年東海道中ひざくりげ』、後番組は『千田総合研究所』。
- 西洋道中膝栗毛(せいようどうちゅうひざくりげ)は、仮名垣魯文・総生寛(第12編より)作の滑稽本。
- 東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)は、十返舎一九によって江戸時代後期に書かれた滑稽本。