しがない 意味
- 〔「さがなし」の転か〕
(1)とるにたりない。つまらない。
「―・い芸妓といひながらも/当世書生気質(逍遥)」「―・い恋の情が仇/歌舞伎・与話情」
(2)まずしい。
「―・い暮らし」
- だらしがない だらしない; だらしのない
- 果てしがない 千古不易; 悠久; 渺然たる; 果てしない; 万古不易; 渺々たる; 無極; 無制限; 限り無い; 尽きない; 綿綿たる; 無辺際; 極まり無い; 極まりない; 縷々たる; 空漠たる; 漠々たる; 長しえ; 窮まり無い; 恒久的; 渺茫たる; エンドレス; 永久; 漫漫たる; 綿々たる; 漫々たる; 無窮; 無尽蔵; 不易; 限りない; 宏漠たる; 常しえ; 空々漠々; 果てし無い; 縷縷たる
- あしがなえ 【足鼎】 足の付いたかなえ。 「傍なる―を取りて,頭に被(カズ)きたれば/徒然 53」
- しがなおや 【志賀直哉】 (1883-1971) 小説家。宮城県生まれ。東大中退。武者小路実篤らと「白樺」を創刊。父親との確執により作家としての主体を確立,強靭(キヨウジン)かつ純粋な自我意識と明晰(メイセキ)な文体によって,独創的なリアリズム文学を樹立した。代表作「大津順吉」「城の崎にて」「和解」「暗夜行路」
- あがない 【贖い】 罪や過ちの償いをすること。また,そのために差し出すもの。贖罪(シヨクザイ)。つぐない。 「罪の―をする」
- かいがない 効果がない; しょうがない
- さがない (1)(多く「口さがない」の形で)他人が気を悪くしたり迷惑がるようなことを平気で言うさま。 「口―・い世間のうわさ」 (2)性質が悪い。 「―・きえびす心/伊勢 15」 (3)いたずらだ。手に負えない。 「―・きわらはべどもの仕りける/徒然 236」
- ずくがない 【ずくが無い】 物をする根気や気力がない。 「わしはなあ酔つて―・い/滑稽本・旧観帖」
- そつがない そつのない
- つつがない 【恙無い】 異常がない。無事である。 「―・く旅を終える」「日々―・く暮らす」
- 不足がない 足りる; 足る; 満ち足りる
- 人気がない 人気が無い
- 仕方がない 如何せん; しょうがない; 仕方が無い; 仕方ない; 仕様がない; 仕方無い
- 仕様がない しょうが無い; 仕様が無い; 負えない; 仕方がない; 仕方無い; 仕方ない
- 価値がない つまらない; 役に立たない; 意味がない
例文
- 気の弱い男が美女を得たためしがない。
- なあに、しがないサラリーマンですよ。
- 彼の部屋はいつもだらしがない。
- 弱気が美人を得たためしがない。
- 彼は休暇をとったためしがない。
- 私はしがないサラリーマンです。
- 長くてだらしがないより短くて簡潔のほうがよい。
- ここはしがない下町の店です。
- 君が僕を信じたためしがない。
- あわてた結婚はあまり、うまくいったためしがない。