そば 意味
- 【稜】
(1)物のかど。とがった所。[名義抄]
(2)袴(ハカマ)のももだち。
「袴の―取りて高く挟みて/今昔 29」
- 【岨】
〔近世以前は「そわ」〕
山の崖(ガケ)が切りたってけわしいところ。絶壁。
- 【側・傍】
(1)わき。かたわら。近く。
「ポストは交番の―にある」
(2)(「…するそばから」の形で)時間的な隔たりのないことを表す。…するとすぐ。
「かせぐ―から使ってしまう」
- そば-そば 【端端】 はしばし。すみずみ。「御簾際の柱もと,―などよりわざとならず出でたる袖口/栄花(初花)」
- そばそば 【端端】 はしばし。すみずみ。 「御簾際の柱もと,―などよりわざとならず出でたる袖口/栄花(初花)」
- そばそばし 【稜稜し】 (1)かどばっている。 「優婆塞が行ふ山の椎が本あな―・し床(トコ)にしあらねば/宇津保(菊の宴)」 (2)態度がよそよそしい。親しみがない。 「弘徽殿女御,又この宮とも御なか―・しき故/源氏(桐壺)」
- そばそば・し 【稜稜し】 (形シク) (1) かどばっている。「優婆塞が行ふ山の椎が本あな―・し床(トコ)にしあらねば/宇津保(菊の宴)」 (2) 態度がよそよそしい。親しみがない。「弘徽殿女御,又この宮とも御なか―・しき故/源氏(桐壺)」
- おそば 【齵歯】 八重歯(ヤエバ)。[和名抄] ; 【御側】 (1)貴人のそばを敬っていう語。 「―に仕える」 (2)主君・貴人のそばに仕える人。近侍。 「―玉章(タマズサ)と言へる容貌(ミメ)よき女と/人情本・娘節用」 ; 【遅場】 米などを普通より遅く作る地方。 ⇔早場
- お-そば [2] [0] 【御側】 (1) 貴人のそばを敬っていう語。「―に仕える」 (2) 主君・貴人のそばに仕える人。近侍。「―玉章(タマズサ)と言へる容貌(ミメ)よき女と/人情本・娘節用」
- かけ-そば [0] 【掛け蕎麦】 だし汁をかけただけのそば。かけ。そばかけ。
- かた-そば 【片側・片傍】 (1) 物の一方のはし。片はし。「よしある岩の―に/源氏(明石)」 (2) 物事の一部分。一面。一端。「日本紀などはただ―ぞかし/源氏(蛍)」
- きそば 【生蕎麦】 純粋なそば粉を用い,ほんの少量のつなぎを加えただけのそば。
- き-そば [0] [2] 【生蕎麦】 純粋なそば粉を用い,ほんの少量のつなぎを加えただけのそば。
- ざる-そば [0] 【笊蕎麦】 笊に盛った盛りそばに刻み焼き海苔(ノリ)を振りかけたもの。もとは,一番だしを用い味醂(ミリン)などを加えた,盛りそばよりも濃いつゆで食べた。
- しな-そば [0] 【支那蕎麦】 中華蕎麦(チユウカソバ)。ラーメン。
- しん-そば [0] 【新蕎麦】 その年の秋に収穫した蕎麦の粉で作った蕎麦。走り蕎麦。 [季] 秋。
- そばう 【戯ふ】 ⇒そばえる
- そばえ 【日照雨】 「そばえ(戯へ){(2)}」に同じ。 ; 【戯へ】 〔動詞「そばふ」の連用形から〕 (1)たわむれること。あまえること。 (2)〔「日照雨」とも書く〕 ある所だけに降っている雨。かたしぐれ。 「嵐吹く時雨の雨の―にはせきの雄波の立つ空もなし/万代集」