そばえる 意味
- 【戯える】
(1)そよ風がやさしく吹く。
「冷い頸元に―・える軽い風に吹かれていると/あらくれ(秋声)」
(2)馴れてたわむれる。あまえる。
「―・へたる小舎人童などにひきはられて泣くもをかし/枕草子 39」
(3)動物がじゃれる。
「目貫はくりから不動に猫の―・へる所を物ずき/浮世草子・御前義経記」
- そばえ 【日照雨】 「そばえ(戯へ){(2)}」に同じ。 ; 【戯へ】 〔動詞「そばふ」の連用形から〕 (1)たわむれること。あまえること。 (2)〔「日照雨」とも書く〕 ある所だけに降っている雨。かたしぐれ。 「嵐吹く時雨の雨の―にはせきの雄波の立つ空もなし/万代集」
- くそばえ 【糞蠅】 キンバエ{(1)}の俗称。
- そば・える ソバヘル [3] 【戯える】 (動ア下一) [文] ハ下二 そば・ふ (1) そよ風がやさしく吹く。「冷い頸元に―・える軽い風に吹かれていると/あらくれ(秋声)」 (2) 馴れてたわむれる。あまえる。「―・へたる小舎人童などにひきはられて泣くもをかし/枕草子 39」 (3) 動物がじゃれる。「目貫はくりから不動に猫の―・へる所を物ずき/浮世草子・御前義経記」
- いばえる 【嘶える】 いななく。 「馬どもの―・ゆる音も,…をかしくおぼさる/源氏(総角)」
- さらばえる 〔四段動詞「さらばう」の下一段化〕 「さらばう」に同じ。多く他の語と複合して用いられる。 「やせ―・える」「老い―・える」
- めばえる 【芽生える】 (1)植物の芽が出始める。芽吹く。 「柳が―・える」 (2)物事が起こり始める。きざす。 「愛情が―・える」
- 芽ばえる 湧き上がる; 吹きだす; 湧起る; 起きる; 萌え立つ; 湧く; 持上がる; 萠芽する; 沸き上る; 萌芽する; 生起する; 持ちあがる; 沸上がる; 持ち上る; 沸起る; 萌え出す; 発する; 若芽が萌え出る; もえる; 湧き起こる; 芽ざす; 発芽する; わき上がる; 芽吹く; 生まれる; 沸き上がる; 萌え出る; 持ち上がる; 起こる; 湧き起る; 湧き上る; 芽ぶく; 芽ぐむ; 生える
- おいさらばえる 【老いさらばえる】 年老いてやせ衰える。 「すっかり―・えて昔の面影もない」
- やせさらばえる 【痩せさらばえる】 ひどくやせて衰える。やせさらぼう。 「―・えた捨て犬」
- 痩せさらばえる やせさらばえる ⑥ ひどくやせて衰える。やせさらぼう。 「―・えた捨て犬」
- 老いさらばえる おいさらばえる ⑥ 年老いてやせ衰える。 「すっかり―・えて昔の面影もない」
- そば 【稜】 (1)物のかど。とがった所。[名義抄] (2)袴(ハカマ)のももだち。 「袴の―取りて高く挟みて/今昔 29」 ; 【岨】 〔近世以前は「そわ」〕 山の崖(ガケ)が切りたってけわしいところ。絶壁。 ; 【側・傍】 (1)わき。かたわら。近く。 「ポストは交番の―にある」 (2)(「…するそばから」の形で)時間的な隔たりのないことを表す。…するとすぐ。 「かせ
- そば-そば 【端端】 はしばし。すみずみ。「御簾際の柱もと,―などよりわざとならず出でたる袖口/栄花(初花)」
- あお-ばえ アヲバヘ [0] [2] 【青蠅・蒼蠅】 イエバエ・クロバエなど大形で,腹部が青みを帯びた金属光沢をもつハエの俗称。
- いえ-ばえ イヘバヘ [0] [2] 【家蠅】 イエバエ科のハエ。体長6~8ミリメートル。灰黒色で腹部は黄色,後半に黒色の筋がある。幼虫はウジでごみため・堆肥(タイヒ)などの中で育ち,成虫は人家に集まる。細菌を伝播(デンパ)する害虫。世界各地に分布。