ひきそばむ 意味
読み方:
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- 【引き側む】
※一※ (動マ四)
物を体などの横に引き寄せて見えないようにする。
「御後見どもの,―・みつつ持てまゐる御文どもを/源氏(藤袴)」
※二※ (動マ下二)
(1){※一※}に同じ。
「―・めて急ぎ書き給ふは,かしこへなめり/源氏(松風)」
(2)手元に引き寄せる。
「太刀ぬき―・め/曾我 3」
- そばむ 【側む】 〔名詞「傍(ソバ)」の動詞化〕 ※一※ (動マ四) (1)わきへ寄る。かたわらに寄る。 「まことに怖しき物から,…さしのきて―・みて居ぬ/今昔 14」 (2)横を向く。 「わりなく恥かしければ,―・みておはする様体など/源氏(玉鬘)」 (3)かたよる。正道から外れる。 「はや申楽に―・みたる輪説とし/風姿花伝」 (4)ひがむ。うらむ。すねる。 「大方なにやかやとも
- きそば 【生蕎麦】 純粋なそば粉を用い,ほんの少量のつなぎを加えただけのそば。
- そばむぎ 【蕎麦】 植物ソバの古名。[本草和名]
- そばむく 【側向く】 ※一※ (動カ四) そっぽを向く。わきを向く。 「さりげなくて,うち―・きてゐたり/堤中納言(はいずみ)」 ※二※ (動カ下二) 顔や体をわきへ向ける。[日葡]
- たぬきそば 【狸蕎麦】 揚げ玉と葱(ネギ)・鳴門(ナルト)巻きなどを上にのせたかけそば。たぬき。
- ときそば 【時蕎麦】 落語の一。蕎麦の代金を払いながら時刻をたずねて勘定をごまかした男を見て,間抜けな男が真似をするが,しくじって代金を余計に払わされてしまうという話。上方落語では「時うどん」。
- やきそば 【焼き蕎麦】 蒸した中華そばの麺(メン)を油でいためた料理。肉や野菜を加えたり,あんをかけたりする。麺を油で揚げたものにあんをかけるものもある。
- よなきそば 【夜鳴き蕎麦】 「夜鷹(ヨタカ)そば」に同じ。
- 焼きそば 焼そば
- ひき-そば・む 【引き側む】 ■一■ (動マ四) 物を体などの横に引き寄せて見えないようにする。「御後見どもの,―・みつつ持てまゐる御文どもを/源氏(藤袴)」 ■二■ (動マ下二) (1) {■一■}に同じ。「―・めて急ぎ書き給ふは,かしこへなめり/源氏(松風)」 (2) 手元に引き寄せる。「太刀ぬき―・め/曾我 3」
- あわゆきそば 【泡雪蕎麦】 泡立てた卵白をかけた,かけ蕎麦。淡雪蕎麦。
- はなまきそば 【花巻蕎麦】 あぶって細かにもんだ海苔(ノリ)をふりかけたそば。
- ひきそう 【引(き)添う】 ※一※ (動ワ五[ハ四]) 寄り添う。ぴったり付き添う。 「小姓は…主(シユ)の傍に―・つた/阿部一族(鴎外)」 ※二※ (動ハ下二) (1)添える。加える。 「大船に小舟(オブネ)―・へ/万葉 3869」 (2)引き合いに出す。 「この入道殿をかならず―・へ奉りて申す/大鏡(道長)」
- ひきそろえる 【引き揃える】 何本かの糸などを揃えて,よらないで合わせる。
- ばむ 〔動詞五[四]段型活用〕 名詞などに付いて,「その様子を表す」「そのさまを帯びる」意を表す。 「汗―・む」「けしき―・む」「黄―・む」