ふきぬき 意味
- 【吹(き)抜き・吹き貫】
(1)風が吹きぬけていく所。
(2)旗・指物の一種。吹き流しに似て,幾条かの長い布を全円の枠に取り付けたもの。昔,軍陣で用いた。
(3)〔建〕 家屋で,柱の間に壁がなく外部に開放されていること。また,建物の内部で二階または数階貫通して床を設けず,上下がつながった構造になっていること。ふきはなし。ふきぬけ。
(4)肌着をつけずに,直接上着を着ること。
「―でござりますゆゑ,寒くてたちきられませぬ/歌舞伎・吾嬬鑑」
- ふきぬき-やたい [5] 【吹(き)抜き屋台】 大和絵で,室内を描写する時に,屋根と天井を省いて,内部を斜め上方から見下ろすように描く構図法。人物と室内描写に広いスペースをあてることができる。絵巻物はこの画法による。
- ふきぬきやたい 【吹(き)抜き屋台】 大和絵で,室内を描写する時に,屋根と天井を省いて,内部を斜め上方から見下ろすように描く構図法。人物と室内描写に広いスペースをあてることができる。絵巻物はこの画法による。
- ふき-ぬき [0] 【吹(き)抜き・吹き貫】 (1) 風が吹きぬけていく所。 (2) 旗・指物の一種。吹き流しに似て,幾条かの長い布を全円の枠に取り付けたもの。昔,軍陣で用いた。 (3) (建) 家屋で,柱の間に壁がなく外部に開放されていること。また,建物の内部で二階または数階貫通して床を設けず,上下がつながった構造になっていること。ふきはなし。ふきぬけ。 (4) 肌着をつけずに,直接上
- ふきぬけ 【吹(き)抜け】 (1)風が吹きぬけること。ふきとおし。 (2)「吹き抜き{(3)}」に同じ。
- ふきぬける 【吹(き)抜ける】 風が吹いて通り抜ける。 「風が―・ける部屋」
- いきぬき 【息抜き】 (1)仕事の間などで,ちょっと休むこと。休憩。息休め。 「―にお茶にしよう」 (2)空気の流通・換気をよくするための装置や穴。換気口。
- かきぬき 【書(き)抜き】 (1)文章などの一部や要点をとり出して書くこと。また,そのもの。ぬきがき。抜粋。 「要点を―した文書」 (2)歌舞伎などの演劇で,脚本から一人一人の俳優のせりふを書き抜いたもの。
- くうきぬき 【空気抜き】 建物や地下施設などの換気のために設ける穴や装置。換気口・換気筒など。
- つきぬき-そう ―サウ [0] 【突貫草】 スイカズラ科ツキヌキソウ属の植物。多年草。中国・日本・北アメリカなどに六種がある。対生する葉が基部で合着し,茎が葉を突きぬいているように見えるのでこの名がある。根・果実を民間薬とする種類がある。
- ひきぬき 【引(き)抜き】 (1)ひきぬくこと。他に属する者を自分の方に移すこと。 「主力選手の―合戦」 (2)歌舞伎や舞踊などで,役者が衣装の荒縫いになっている糸を抜いて,瞬間的に衣装を変えること。 →ぶっ返り (3)鋼材・鋼管などを,型を通して一定の形や太さに作ること。 (4)混ざり物のない上質のそば粉。
- 書きぬき 抜写し; 抜粋; 抜書き; 抄録; 手抄; 鈔; 抜萃; 抜き写し; 抄; 抜き書き; 鈔録; 抜写; 書抜; 抄出; 書抜き; 抜枠; 書き抜き
- しゅうきぬき 【臭気抜き】 臭気を抜くための器具・装置。
- つきぬきそう 【突貫草】 スイカズラ科ツキヌキソウ属の植物。多年草。中国・日本・北アメリカなどに六種がある。対生する葉が基部で合着し,茎が葉を突きぬいているように見えるのでこの名がある。根・果実を民間薬とする種類がある。
- つきぬきにんどう 【突貫忍冬】 スイカズラ科のつる性落葉木本。北アメリカ原産。観賞用に栽培し,園芸品種が多い。長さ6~7メートル。初夏,茎先に濃紅色・朱橙色などの筒状花を穂状につける。
- つきぬき-にんどう [5] 【突貫忍冬】 スイカズラ科のつる性落葉木本。北アメリカ原産。観賞用に栽培し,園芸品種が多い。長さ6~7メートル。初夏,茎先に濃紅色・朱橙色などの筒状花を穂状につける。
例文
- あたかも、建物の屋根と天井を取り払ってしまったようなこうした描写方法は『源氏物語絵巻』などに典型的に見られ、「吹抜屋台(ふきぬきやたい)」と称する。