凄絶 意味
- せいぜつ ◎
非常にすさまじい・こと(さま)。
「―な戦い」「―をきわめる」「恐慌し,―哀絶なる啼声を放ちて/日本風景論(重昂)」
﹛派生﹜—— さ(名)
- 凄然たる 冷淡; 冷ややか; 物遠い; 冷然たる; 冷たい; 冷々たる; 冷冷たる; 冷やか; 邪険
- 凄然 せいぜん ◎ (1)寒く冷ややかなさま。 (2)ものさびしく,いたましいさま。 「―として眼冷かに,散士を望むものの如し/佳人之奇遇(散士)」
- 凄腕 すごうで ◎ 人並みはずれた腕前。また,そのようなさまや人。辣腕(ラツワン)。 「―の部長」
- 凄烈 せいれつ ◎ すさまじくはげしいさま。 「―な戦い」 ﹛派生﹜—— さ(名)
- 凄艶 せいえん ◎ ぞっとするほどあでやかな・こと(さま)。 「細君の―な姿は/俳諧師(虚子)」
- 凄涼 せいりょう ◎ ぞっとするほどものさびしいさま。 「帰雁は影―として/世路日記(香水)」
- 凄風 せいふう ◎ すさまじい風。 「―蕭々として戸外に鳴り/花柳春話(純一郎)」
- 凄気 せいき ① すさまじい気配。 「彼は謂知(イイシ)らぬ―に打れて/金色夜叉(紅葉)」
- 凅 【凅】 (画 数) 10画 (音 訓) コ,こおる (区 点) 4957 (JIS) 5159 (シフトJIS) 9978 (異体字) 涸
例文
- 兄とは凄絶な出世争いを繰り広げた。
- 凄絶な復讐行が始まった・・・・。
- 口癖は「抗う」「凄絶に」「上等」「時代を意志する」など。
- だが、激戦の末、武蔵の神速の剣を受けて凄絶な最期を遂げた。
- この時、高勢の提案で真剣が使用され凄絶なものとなったという。
- 凄絶なる闘魂。
- のちに、ゴドーと共にキャンプを脱走、火の鳥と闘って凄絶な死をとげる。
- 売り言葉に買い言葉で、罵声と唾と皿鉢が飛び交う凄絶な夫婦喧嘩が勃発。
- 第30話「凄絶! 忍者の砦の決闘」では里見浩太朗が光圀に扮している。