右書き 意味
- みぎがき ◎
文章を縦書きするとき,文字を右から左へ書き進めること。また,その書式。
⇔左書き
- 清書き・浄書き きよがき 草稿などを正しくきれいに写し改めること。せいしょ。 「まだ―もせぬ本をつかはして侍りけるを/新古今(雑下詞)」
- 贋書き・偽書き にせがき ◎ 他人の筆跡・作品などをまねて書くこと。また,その文字や絵画。
- ト書き とがき ◎ 〔指定の言葉が「…ト両人歩み寄り…」などと「ト」ではじまる,歌舞伎脚本から起こった語〕 脚本で,せりふの間に,俳優の動き・出入り,照明・音楽・効果などの演出を説明したり指定したりした文章。
- 上書き うわがき ◎ (1)手紙や書物などの表面に書くこと。また,その文字。おもてがき。 「手紙の―」「小包に―する」 (2)オーバー-ライト。
- 下書き したがき ◎ (1)清書する前に,準備のために書くこと。また,そのもの。 (2)文章などを試みに書くこと。また,その原稿。草稿。
- 事書き ことがき ◎④ (1)「一,何々之事」と箇条書きにすること。また,その形式の文書。箇条書き。 (2)古文書学の用語。本文の前にあってその主旨を要約して「何々事」と記した部分。 (3)中世,寺院の衆徒などが,合議の結果を箇条書きにして上位者に提出した文書。 (4)鎌倉・室町幕府の引付(ヒキツケ)が作成した判決草案要旨。引付勘録事書。
- 但書き 条件; 但し書き; 尚書き; 注意書き; ただし書き; ただし書; 断り書き; 断わり書き; 断書き; 断書; なお書; 断り書; 但書; 但し書; 発言
- 別書き 分か書き
- 前書き まえがき ◎ 書物・論文などで,本文の前に書き添える文。序。端書き。 ⇔後書き
- 割書き 割り書き
- 口書き くちがき ◎ (1)はしがき。序文。こうしょ。 (2)筆を口にくわえて書や絵をかくこと。また,そのかいたもの。 (3)江戸時代,裁判における供述・主張や取り調べに対する返答を記した調書。足軽以下,百姓・町人に関する調書をいい,武家のものは口上書(コウジヨウシヨ)という。
- 名書き 落款; サイン; シグナチャー; 署名; 書判; 書き判; シグネチャー; 名書; 判
- 品書き しながき ◎ 品物の名を書き並べること。また,その書き付け。飲食店の値段入りメニューなど。品付け。目録。 「壁に―を貼る」
- 墨書き 墨描き
- 壁書き かべがき ◎ (1)壁に書いたもの。また,その文字。 (2)法令や掟(オキテ)などを木や紙に書いて壁に掲示したもの。特に中世,幕府や大名が発布した法令。へきしょ。
例文
- 」(甲斐大和側、山縣有朋著)と書かれている(どちらも右書き。
- 入り口の額字には「笹子隧道」(実際の題字は右書き)と書かれている。
- 書字方向は縦書き、横書き、右書き、左書きが可能であり、書字方向の制約がゆるい。
- また、下り線側のホーム跡には階段も確認でき、その入口には右書きで「口出」と書かれた案内表示も残っている。
- 「吉」の字を笑顔に見立てたこのマークは実は二代目であり、初代は四ツ花菱の中央に「本吉」と右書きで書かれた物(吉本が「花のれん」と言われた所以)。
- 駅舎西側の駐車場・駐輪場の敷地内には、廃止に伴い撤去された旧白山前駅の建物の一部が撤去工事の際に取り置きされ、窓口のアクリル板や、右書きの「車電」という銘板が付けられた煉瓦壁の一部などが置かれていた。
- とはいえ、世界の書字体系では、横書きであって、左から右と、右から左が、両方とも可能なものがあり(例えば、古代エジプトのヒエログリフの書字システム)、日本語での右書きも、縦書きの変種ではなく、純粋に横書きと考えられるものもある。
- ヒエログリフの場合、右書きか左書きかは、人や動物など、「顔の向き」のある文字で、顔の向いている方向でどちらの方向に読むかが決まっていたように、乗り物の側面のように、「進行方向から後ろ」へという読み方の方向性が自然に決まる場合は、右書き・左書きと両方用いられる。
- ヒエログリフの場合、右書きか左書きかは、人や動物など、「顔の向き」のある文字で、顔の向いている方向でどちらの方向に読むかが決まっていたように、乗り物の側面のように、「進行方向から後ろ」へという読み方の方向性が自然に決まる場合は、右書き・左書きと両方用いられる。