摩る・擦る 意味
読み方:
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- さする ◎②
〔「さ」は接頭語か〕
指先や手のひらを当てて,軽く滑らせるように動かす。軽くなでる。
「病人の腰を―・る」
〝可能〞 さすれる
- 擦る・摩る・磨る・擂る する ① ※一※ (動ラ五[四]) (1)物を他の物に触れさせたまま,力を入れて動かす。こする。《擦・摩》「マッチを―・る」「何かで―・った傷がついている」 (2)物の面に他の物を押しつけて,くり返し動かす。こする。《磨・擦・擂》「やすりで―・る」「墨を―・る」「垢(アカ)を―・る」「足―・り叫び伏し仰ぎ/万葉 904」 〔「手をする」などは,多く「摺る」と書く〕 (3)鉢や臼の中で
- 摩る 撫回す; 掻い撫でる; ひっ掻く; 磨減らす; 擦る; なで摩る; 揉み療治する; 引っかく; 擦潰す; 噛割る; 擦りむく; 挽く; 擂り砕く; 押し揉む; 引っ掻く; 摩擦する; 掻きちらす; 噛みしだく; 粉砕する; 擂砕く; すり剥く; 磨する; 摩りつける; 按摩する; 撫でまわす; 噛み割る; 擲る; 磨り砕く; 擦り剥く; かき撫でる; 推敲する; かみ割る; 擂る; 磨る; 摩
- 擦る こする ② (1)物に他の物を押し当てて何度も動かす。摩擦する。 「背中をへちまで―・る」「眠い目を―・りながら勉強する」「冷えた手を―・って温める」 (2)他の事にかこつけて皮肉をいう。あてこする。 「如何(ドン)なに―・られても,左程にも感じなかつたが/其面影(四迷)」 〝可能〞 こすれる ; なする ②◎ (1)ぬりつける。すりつける。 「手の汚れをズボンに―・る」
- 撫摩る 摩する; 掻き撫でる; 撫する; なで回す; 掻撫でる; かき撫でる; 撫でまわす; 撫でる; かい撫でる; 撫で摩る; 撫でさする; 撫で回す; 掻い撫でる; 掻きなでる; 撫回す; 摩る; 磨する; 掻いなでる; なで摩る; 擦る
- 上擦る うわずる ③ (1)声がかん高く浮ついた調子になる。 「―・った声を出す」 (2)興奮して落ち着きを失う。 「気持ちが―・る」
- 掠る・擦る かする ②◎ ※一※ (動ラ五[四]) (1)す早く通り過ぎる時に軽くこするように触れる。 「車が電柱を―・った」「弾丸は頬を―・っただけで命びろいした」 (2)上前をはねる。 「そば切(=蕎麦屋)のあかりを―・る夜はまぐり(=夜鷹)/柳多留 2」 (3)容器の底にわずかに残った内容物を,底をこするようにして取り出す。 「壺底ヲ―・ル/日葡」 ※二※ (動ラ下二) ⇒かすれる
- なで摩る 掻きなでる; 撫回す; 摩る; 掻い撫でる; 撫で回す; 撫でさする; 擦る; 撫摩る; 掻いなでる; 磨する; 撫する; なで回す; 掻き撫でる; 摩する; かい撫でる; 撫で摩る; 撫でる; 撫でまわす; かき撫でる; 掻撫でる
- 撫で摩る なでさする なでたりさすったりする。
- 当て擦る あてこする ④ ほかの話にことよせて,遠回しに悪口や皮肉をいう。 「正太は妻の方を見て,―・るやうな調子で歎息した/家(藤村)」
- ごしごしと擦る人 たわし; 掃除夫; 甲板洗い人; ブラシ; 甲板を洗う人
- 摩り込む 擦り込む
- 摩れ 擦痕; 古傷; 切疵; 掠り疵; 切り疵; 引っ攣り; 引攣; 傷ぐち; 掻き傷; 爪跡; 浅傷; 擦傷; 擦れ; 残痕; 擦りきず; 疵あと; 切傷; 古創; かすり疵; 掠り傷; 疵ぐち; 擦過傷; 疵; きず口; 掠傷; 掻き疵; 疵口; 擦疵; すり傷; 引攣り; 爪痕; 微傷; 擦り疵; 傷跡; すり疵; 掻疵; 掠り; 傷口; 摺れ; 痕跡; 引っつり; 微瑕; 引っつれ; 擦り傷
- 摩り磨く すりみがく ◎④ (1)(金属)こすって光沢を出す。[日葡] (2)汚れなどをすり落として美しくする。 「わつとなかせて置て―・き/柳多留 8」
- 摩れる 擦る; 磨減らす; 摩り切る; すり減る; 擦れる; 摩り減る; 摩る; 擦り切れる; 摺り切れる; 磨りへる; 磨減る; 摩り切れる; 摩耗する; 擦り剥く; 摺る; 擦りむく; 磨耗する; 磨る; 磨り減る; すり剥く; 擦剥く; 磨り減らす; 擂る; 摩切れる; 擦り切る; 磨れる; すり減らす; 擦切れる; 摩減らす
- 摩り疵 摩り傷
- 摩出し 早付け木; 摩り出し; マッチ; 磨出; 磨り出し; 磨出し; 摺出し; 擦付木; 早付木; 摺り付け木; 摺付け木; 擦付け木; 摺り出し; 擦り付け木; 燐寸; 摺付木