真面目 意味
- しんめんぼく ③
⇒しんめんもく(真面目)
- しんめんもく ③
〔「しんめんぼく」とも〕
(1)本来の姿。ありのままの姿。真価。
「―を発揮する」
(2)まじめである・こと(さま)。実直。
「此(カ)くも―な煩悶の為めに/あめりか物語(荷風)」
- まじめ ◎
(1)本気であること。真剣であること。また,そのさま。
「―な顔になる」「―に働く」
(2)誠意のこもっていること。誠実であること。また,そのさま。
「―な人」「―な人柄」
﹛派生﹜——さ(名)
- 不真面目 ふまじめ ② まじめでない・こと(さま)。 「―な態度」 ﹛派生﹜——さ(名)
- 大真面目 おおまじめ ③ (こっけいとも思えるほど)非常にまじめであるさま。 「―に答える」
- 生真面目 きまじめ ② 非常にまじめなこと。まじめすぎて融通のきかない・こと(さま)。 「―な顔」 ﹛派生﹜——さ(名)
- 真面目さ 真直さ; 謹厳さ; 実直さ; 誠実さ; まじめさ; 真率さ; 熱心; 真っ直さ; 忠実やかさ; 真剣さ; 真直ぐさ; 真剣味; 荘重さ; 正直; 誠意; 誠信; 忠直; 森厳さ; 真っ直ぐさ; 真っすぐさ; 誠心; 誠; 厳粛さ; 信; 本気
- 真面目に 真剣に; 切実に
- 真面目腐る まじめくさる ⑤ いかにもまじめな態度をとる。 「―・って言う」
- 糞真面目 くそまじめ ③ あきれるほど真面目で,融通がきかないこと。真面目すぎて面白味のないこと。また,そのさま。 「―な返事」
- 真面 まとも ◎ 〔「真つ面(モ)」の転〕 (1)きちんと向かい合う・こと(さま)。真正面。 「―に顔が見られない」「逆風を―に受ける」 (2)道理にかなっていて,他人から非難される点のないこと。きちんとしていて,いかがわしい点のないこと。また,そのさま。 「―な商売」「挨拶すら―にできない」 ﹛派生﹜——さ(名)
- 面目 めいぼく 「めんぼく(面目)」に同じ。 「いみじき―とおぼえけり/源氏(玉鬘)」 ; めんぼく ◎ 〔「ぼく」は漢音〕 (1)世間に対する名誉や体面。世間からうける評価。人にあわせる顔。めんもく。めいぼく。 「―を保つ」 (2)外に表れている様子。めんもく。 「―を一新する」 ――が立・つ 体面が保たれる。顔が立つ。 ――が無・い 「面目無い」に同じ。 ――次第も
- 真面・真表 まおもて ② 真正面。真向かい。
- 不面目 ふめんぼく ② 面目を失う・こと(さま)。不名誉。ふめんもく。 「―なことをしでかす」 ; ふめんもく ② 「ふめんぼく(不面目)」に同じ。 「―にも失態を演じてしまった」
- 新面目 しんめんもく ③ 〔「しんめんぼく」とも〕 今までにない新しいすがた。一新したありさま。 「―を呈する」
- 無面目 むめんもく ものの道理をわきまえないこと。 「―も程があらあ/滑稽本・浮世風呂(前)」
- 面目玉 めんぼくだま ◎ 「めんぼく(面目){(1)}」に同じ。 「―を踏みつぶす」
- 不面目さ 顔汚し; 不面目; 汚辱; 恥辱; 不評判; 面汚し; 恥; 顔汚; 面汚; 面よごし; 会稽; 面恥; 恥さらし; 恥曝し; 恥晒し; 不信; 汚名; 不名誉; 汚点; 名折れ; 不評
例文
- 彼女は生真面目な顔で冗談を言いました。
- 僕の性格は全然真面目では有りませんよ。
- その司祭は人前では真面目な振りをする。
- フラ語真面目に勉強しとけばよかったな。
- ここの大学生は大部分が真面目である。
- 彼らはちょうど今とても真面目な話をした。
- その聖職者は人前では真面目なふりをする。
- 「久しぶりに真面目な話したね」「確かに。
- 彼は以前ほど真面目に働いていない。
- もう少し物事に対して真面目になれ。