蛸足 意味
- たこあし ◎②
(1)タコの足に似た形に作った器物の足。
「―のろうそく立て」
(2)一か所からたくさん分かれ出ていること。
- 蛸足配線 たこあしはいせん ⑤ 多数の電気器具を接続するため,一つのコンセントから多くのコードを引くこと。
- 蛸薬師 たこやくし ③ 京都市中京区の妙心寺(永福寺旧蔵)や東京都目黒区の成就院などの薬師如来の俗称。婦人病・小児病・禿頭(トクトウ)などに霊験があるとされ,タコの絵馬を掲げて祈願する風がある。多く,薬師が海上をタコに乗って渡来したという口碑をもつ。
- 蛸船 たこぶね ③◎ タコの一種。雌は体長約12センチメートルで,直径約9センチメートルの淡黄褐色の殻に収まる。雄は小さく,殻をもたない。世界中の暖海に分布し,浮遊生活を営む。フネダコ。 〔本来,タコブネは雌の殻をいい,軟体はフネダコと呼ぶ〕
- 蛸胴突き たこどうつき ③ 「蛸突(タコツ)き」に同じ。
- 蛸部屋 たこべや ◎ 〔蛸壺(タコツボ)(1)の中のタコのように抜け出られないことから〕 かつての炭鉱や工事現場などに見られた,労働条件のきわめて悪い作業員宿舎。
- 蛸突き たこつき ④◎ 土を突き固めるのに使う胴突き。太い丸太に二ないし四本の柄がついたもの。蛸胴突き。胴突き。蛸。
- 蛸配 たこはい ◎ 「蛸配当」の略。
- 蛸焼き鍋 たこ焼き鍋
- 蛸配当 たこはいとう ③ 〔俗に,タコは空腹になると自分の足を食うというが,それに似た自滅的行為であるところからいう〕 会社が,配当を可能にする利益がないのに株主に利益配当をすること。蛸配。
例文
- つまり両手足&蛸足4本で合計8本)。
- その時、蛸足を失う。
- 蛸足細胞は腎小体の本質的な濾過層であると考えられている。
- 厚い糸球体基底膜のすぐ下にあり、蛸足細胞で構成されている。
- 蛸足大学を参照。
- 壁側葉と臓側葉の間にあり、蛸足細胞の濾過スリットで濾過が行われる。
- もともと蛸足大学とは国公立大学のキャンパス設置形態を指し示す言葉として誕生した。
- 内皮細胞、基底膜、蛸足細胞を透過した物質は限外濾過液と呼ばれ、近位尿細管に入る。
- 電気配線において、1つのコンセントより多数の電気器具に分配すること(蛸足配線)。
- このように分散している様相から、ときに蛸足大学(タコ足大学)と揶揄されることもある。