面目丸つぶれ 意味
- 面目丸潰れ 面目丸つぶれ
- つぶれ 【潰れ】 (1)すりへること。 「やすりの目の―」 (2)むだになること。 「折角の日曜も此頃は―で御座います/酒中日記(独歩)」 (3)用をなさなくなること。 (4)滅びること。
- つぶれち 【潰れ地】 江戸時代,主として水害による大量の土砂流入のために生産能力を喪失した田畑のこと。年貢が免除された。
- つぶれる 【潰れる】 (1)立体物に上からの力が加わって,厚み・高さがなくなり,ひらたくなる。 「雪の重さで家が―・れる」「かかとの―・れた靴」 (2)角(カド)がすり減って丸くなる。また,小さくなる。 「刃が―・れる」「やすりの目が―・れる」 (3)体の器官の機能が失われる。 「大声を出し過ぎて声が―・れてしまった」 (4)組織や団体が活動を継続できなくなる。 「不況で会社が―・れる」
- つぶれ-ち [3] 【潰れ地】 江戸時代,主として水害による大量の土砂流入のために生産能力を喪失した田畑のこと。年貢が免除された。
- まるつぶれ 【丸潰れ】 (1)完全につぶれること。 「計画が―になった」 (2)名誉や面目などを全く失うこと。 「面目―だ」
- まる-つぶれ [0] [3] 【丸潰れ】 (1) 完全につぶれること。「計画が―になった」 (2) 名誉や面目などを全く失うこと。「面目―だ」
- よいつぶれる 【酔い潰れる】 酒に酔って正体を失う。泥酔する。 「はしご酒をして―・れる」
- 先のつぶれた 先の丸い
- 面目 めいぼく 「めんぼく(面目)」に同じ。 「いみじき―とおぼえけり/源氏(玉鬘)」 ; めんぼく ◎ 〔「ぼく」は漢音〕 (1)世間に対する名誉や体面。世間からうける評価。人にあわせる顔。めんもく。めいぼく。 「―を保つ」 (2)外に表れている様子。めんもく。 「―を一新する」 ――が立・つ 体面が保たれる。顔が立つ。 ――が無・い 「面目無い」に同じ。 ――次第も
- つぶれ-びゃくしょう ―シヤウ [4] 【潰れ百姓】 江戸時代,年貢増徴や凶作,商品経済の浸透などによって破産した百姓のこと。江戸中期以降多く発生し,その多くは都市に流入し,農村荒廃や都市の社会問題の原因となった。 人返し
- ろくがつぶれい 【六月無礼】 陰暦六月は酷暑の時候なので,服装などを略式にしていても,その無礼をとがめないこと。 「―とて紐とかせ給ひ/平家(二・長門本)」
- 面子がつぶれる つまらなくなる; がっかりする; 恥をかく
- つぶれびゃくしょう 【潰れ百姓】 江戸時代,年貢増徴や凶作,商品経済の浸透などによって破産した百姓のこと。江戸中期以降多く発生し,その多くは都市に流入し,農村荒廃や都市の社会問題の原因となった。 →人返し
例文
- 面目丸つぶれだ。
- ああ~! 山中一族の面目丸つぶれ!
- ああ~! 山中一族の面目丸つぶれ!
- 飲んでも酔えない 面目丸つぶれだ
- 飲んでも酔えない 面目丸つぶれだ
- 出世を目論んだが竜馬たちに船を沈められ、面目丸つぶれ。
- ところが、新参者のリリにすぐさまお株を奪われ、たちまち面目丸つぶれ。
- ジュルダン氏は妻と女中に自分の新しい知識を見せつけようとするが、結局面目丸つぶれに終わる。
- 永倉は「元新選組の手を借りたとあっては、薩摩の連中も面目丸つぶれというわけかい」と笑ったという。