つぶれる 意味
- 【潰れる】
(1)立体物に上からの力が加わって,厚み・高さがなくなり,ひらたくなる。
「雪の重さで家が―・れる」「かかとの―・れた靴」
(2)角(カド)がすり減って丸くなる。また,小さくなる。
「刃が―・れる」「やすりの目が―・れる」
(3)体の器官の機能が失われる。
「大声を出し過ぎて声が―・れてしまった」
(4)組織や団体が活動を継続できなくなる。
「不況で会社が―・れる」「人ノ身代ガ―・ルル/日葡」
(5)成立しなくなる。こわれる。
「企画が―・れる」「チャンスが―・れる」
(6)活動できなくなる。(ア)酔っぱらって動けなくなる。
「酔い―・れる」(イ)失敗したり,きびしい批判を受けたりして再起できなくなる。「失敗が続いて―・れてしまった」
(7)体面がそこなわれる。
「面目が―・れる」「顔が―・れる」
(8)驚きや悲しみに心がひどく動揺することにいう。
「胸が―・れる」「肝(キモ)が―・れる」「いみじうにくき人の来たるにもまた―・る/枕草子 150」
(9)あいているところが埋まる。多くの時間がむだに費やされる場合についていう。
「一日が雑用で―・れる」
〔「潰す」に対する自動詞〕
- よいつぶれる 【酔い潰れる】 酒に酔って正体を失う。泥酔する。 「はしご酒をして―・れる」
- 面子がつぶれる つまらなくなる; がっかりする; 恥をかく
- つぶれ 【潰れ】 (1)すりへること。 「やすりの目の―」 (2)むだになること。 「折角の日曜も此頃は―で御座います/酒中日記(独歩)」 (3)用をなさなくなること。 (4)滅びること。
- ぶれる ゆれ動く。また,カメラを動かしたために写真がぼけて写る。 「車の窓から撮ったので―・れてしまった」
- つぶれち 【潰れ地】 江戸時代,主として水害による大量の土砂流入のために生産能力を喪失した田畑のこと。年貢が免除された。
- つぶれ-ち [3] 【潰れ地】 江戸時代,主として水害による大量の土砂流入のために生産能力を喪失した田畑のこと。年貢が免除された。
- まるつぶれ 【丸潰れ】 (1)完全につぶれること。 「計画が―になった」 (2)名誉や面目などを全く失うこと。 「面目―だ」
- まる-つぶれ [0] [3] 【丸潰れ】 (1) 完全につぶれること。「計画が―になった」 (2) 名誉や面目などを全く失うこと。「面目―だ」
- 先のつぶれた 先の丸い
- 面目丸つぶれ 面目丸潰れ
- つぶ・れる [0] 【潰れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 つぶ・る (1) 立体物に上からの力が加わって,厚み・高さがなくなり,ひらたくなる。「雪の重さで家が―・れる」「かかとの―・れた靴」 (2) 角(カド)がすり減って丸くなる。また,小さくなる。「刃が―・れる」「やすりの目が―・れる」 (3) 体の器官の機能が失われる。「大声を出し過ぎて声が―・れてしまった」 (4) 組織や団
- あぶれる 【溢れる】 〔「あふれる」と同源〕 (1)「あふれる」に同じ。 「カワガ―・レタ/ヘボン」 (2)所定の人数からはみ出す。希望者が多くて仕事を得ることができないでいる。 「仕事に―・れる」 (3)狩猟や釣りで,獲物を得ることに失敗する。 (4)余計者になる。落ちぶれる。 「また見苦しきさまにて世に―・れむも/源氏(東屋)」
- うらぶれる 〔「うら」は「心」の意〕 (1)落ちぶれて,みじめな様子になる。 「―・れた姿」 (2)悲しみに沈む。 「秋山のもみちあはれと―・れて入りにし妹は待てど来まさず/万葉 1409」
- おちぶれる 【零落れる・落魄れる】 以前の身分や財産を失い,みじめなありさまになる。零落(レイラク)する。 「―・れて今は見る影もない」
例文
- たぶんその内閣はつぶれるでしょう。
- 我々の会社がつぶれる状態で自転車操業になっている。
- 半端な味じゃ 店は すぐに つぶれる。
- 半端な味じゃ 店は すぐに つぶれる。
- 聞いた? この学校 つぶれるかもって
- 聞いた? この学校 つぶれるかもって
- 銀行代わりさ 町の銀行はつぶれるが―
- つぶれるかどうかの 瀬戸際なんやぞ!
- シシ神さまを見ると目がつぶれるわい.
- −そうだろうな −精神がつぶれるの?