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くさ-の-にしき 意味

読み方:

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  • [4] 
    【草の錦】

    色づいた秋草を錦に見立てていう語。草紅葉。[季]秋。《別れ路や―を裁つ思ひ/几董》

  • やみ-の-にしき     【闇の錦】 「闇の夜の錦」に同じ。「山里の紅葉は―なりけり/和泉式部集」
  • くさのにしき    【草の錦】 色づいた秋草を錦に見立てていう語。草紅葉。﹝季﹞秋。《別れ路や―を裁つ思ひ/几董》
  • にしき-の-みはた     【錦の御旗】 (1) 官軍のしるしである旗。赤い錦地に日月を金銀で刺繍(シシユウ)したもの。 (2) その行為や主張を正当化し,権威づけるもの。「公害防止を―とする」
  • のやま-の-にしき     【野山の錦】 野山の草木が美しく紅葉したさまを錦に見たてていう語。 [季] 秋。《九重を中に―かな/蓼太》
  • もみじ-の-にしき    モミヂ― 【紅葉の錦】 (1) 一面に紅葉したもみじの美しさを錦に見たてていう語。「このたびは幣(ヌサ)も取りあへず手向山―神のまにまに/古今(羇旅)」 (2) 錦繍(キンシユウ)の美しい衣装のたとえ。「―に裁ち替へて参り給へるは/狭衣 4」
  • しょっこう-の-にしき    シヨクカウ― 【蜀江の錦】 (1) 中国,蜀の国で製した赤地錦。日本に伝わり,法隆寺に残る。蜀錦(シヨツキン)。 (2) 明代,中国,四川省で製した錦。
  • やみのよ-の-にしき     【闇の夜の錦】 (美しい錦も闇夜には,人に見えず,かいのないことから)効果のないこと。よるのにしき。闇の錦。「―とかいふやうになむ/宇津保(祭の使)」
  • あかじ-の-にしき-の-ひたたれ    ―ヂ― 【赤地の錦の直垂】 赤地の錦で作った直垂。源平時代以後,大将級の人物が鎧(ヨロイ)の下に着用した。
  • にしき    【錦】 (1)種々の色糸を用いて華麗な模様を織り出した織物の総称。模様を経(タテ)糸で表す経錦(タテニシキ)と,緯(ヨコ)糸で表す緯錦(ヨコニシキ)がある。唐織(カラオリ)・綴(ツヅレ)織・金襴など。現在,西陣が主産地。 「金銀珊瑚(キンギンサンゴ)綾(アヤ)―」 (2)色や模様の美しいもの。 「紅葉の―」「みわたせば柳桜をこきまぜて宮こぞ春の―なりける/古今(春上)」 ――を飾・る
  • あずま-にしき    アヅマ― [4] 【吾妻錦】 海産の二枚貝。殻長7センチメートル内外。扇形で,殻表には放射状の肋(ロク)が走り,前縁両端に耳状の突起がある。色彩は白・赤・橙(ダイダイ)・紫・黄など変化に富む。美味。日本各地の沿岸に分布。東北・北海道に分布するものをアカザラガイとよぶ。
  • あやにしき    【綾錦】 綾と錦。衣服・紅葉などの美しいものの形容にもいう。 「―を身にまとう」
  • あや-にしき     [3] 【綾錦】 綾と錦。衣服・紅葉などの美しいものの形容にもいう。「―を身にまとう」
  • いとにしき    【糸錦】 (1)数種の色練り糸を打ち込んで模様を織り出した紋織物。中国から伝わり,近世初期京都で織り始められた。西陣・桐生が主な産地。帯地・袋物地に用いる。 (2)皮衣(カワゴロモ)のこと。組糸で皮を連ねて綴(ツヅ)るのでいう。[和漢三才図会]
  • いと-にしき     [3] 【糸錦】 (1) 数種の色練り糸を打ち込んで模様を織り出した紋織物。中国から伝わり,近世初期京都で織り始められた。西陣・桐生が主な産地。帯地・袋物地に用いる。 (2) 皮衣(カワゴロモ)のこと。組糸で皮を連ねて綴(ツヅ)るのでいう。 [和漢三才図会]
  • えぞにしき    【蝦夷錦】 中国産の錦。縹(ハナダ)色の地に雲竜・波濤(ハトウ)などを織り出したもの。袈裟(ケサ)などに用いられた。江戸期に大陸と交易したアイヌがもたらしたことからいう。