げんそんざい 意味
読み方:
意味
携帯版
- 【現存在】
〔哲〕
〔(ドイツ) Dasein〕
一般には,あるものが現実に存在すること。ハイデッガーでは,自己の存在に関心をもち,それを了解する唯一の存在者,すなわち人間のこと。事物や道具などの存在者と異なって,実存として世界内存在するとされる。
- げん-そんざい [3] 【現存在】 (哲) ((ドイツ) Dasein) 一般には,あるものが現実に存在すること。ハイデッガーでは,自己の存在に関心をもち,それを了解する唯一の存在者,すなわち人間のこと。事物や道具などの存在者と異なって,実存として世界内存在するとされる。
- げんそんざいぶんせき 【現存在分析】 〔(ドイツ) Daseinsanalyse〕 実存哲学に基づき,ビンスワンガー・ボスにより提唱された人間学的な心理治療の立場。治療者と患者の人間としてのかかわりを重視し,現象学的手法をとる。
- げんそんざい-ぶんせき [7] 【現存在分析】 ((ドイツ) Daseinsanalyse) 実存哲学に基づき,ビンスワンガー・ボスにより提唱された人間学的な心理治療の立場。治療者と患者の人間としてのかかわりを重視し,現象学的手法をとる。
- そんざい 【存在】 (1)人や事物があること,いること。また,その人や事物。 「少数だが反対者も―する」「人類の―をおびやかすもの」「神の―を信ずる」「貴重な―」「気になる―」 (2)〔哲〕 〔英 being; (ドイツ) Sein〕 何かがあること,またあるもの。有。(ア)実体・基体・本質・本性など,他のものに依存することなくそれ自体としてあり,非本来的・偶有的でなく,絶対的・必然的にあるも
- そんざいし 【存在詞】 文法で,用言の一類。「あり」「をり」「侍(ハベ)り」など,存在に関して陳述する語をいう。山田孝雄の用語。
- そんざい-かん [3] 【存在感】 (1) その独特の持ち味によって,その人が紛れもなくそこにいると思わせる感じ。「―のある俳優」 (2) そこに確かに存在しているという実感。
- そんざい-し [3] 【存在詞】 文法で,用言の一類。「あり」「をり」「侍(ハベ)り」など,存在に関して陳述する語をいう。山田孝雄の用語。
- そんざい-しゃ [3] 【存在者】 ((ドイツ) Seiendes) 存在するもの。人・物など個々の存在物を,存在そのものと区別していう語。
- そんざい-ろん [3] 【存在論】 ((ドイツ) Ontologie) 単に個々の事物(存在者)の特殊な性質ではなく,それらを存在させる存在そのものの意味や根本規定を研究する学問。アリストテレスの第一哲学以来,形而上学の基礎論であり,本体と現象との二元論に基づいて本体論ともいう。カントはウォルフ学派の存在論(本体論)を独断論として批判したが,現代では人間存在の分析を通じた新たな存在論の試み(ハイデッ
- ひそんざい 【非存在】 〔哲〕 〔(ギリシヤ) me on〕 ギリシャ哲学の存在論で用いられる概念。存在(有)しないもの。存在と否定性の捉え方により,原子がそこで運動する虚空(デモクリトス),一切は存在であって非存在とはあり得ぬもの(パルメニデス),真の存在である形相に対する消極的な影の存在としての質料(プラトン主義)など,さまざまに異なる。
- ひ-そんざい [2] 【非存在】 (哲) ((ギリシヤ) me on) ギリシャ哲学の存在論で用いられる概念。存在(有)しないもの。存在と否定性の捉え方により,原子がそこで運動する虚空(デモクリトス),一切は存在であって非存在とはあり得ぬもの(パルメニデス),真の存在である形相に対する消極的な影の存在としての質料(プラトン主義)など,さまざまに異なる。
- げんそん 【玄孫】 孫の孫。曾孫の子。やしゃご。 ; 【現存】 〔「げんぞん」とも〕 現在,実際にあること。現在,生きていること。 「―する人物」
- そんざいかん 【存在感】 (1)その独特の持ち味によって,その人が紛れもなくそこにいると思わせる感じ。 「―のある俳優」 (2)そこに確かに存在しているという実感。
- そんざいしゃ 【存在者】 〔(ドイツ) Seiendes〕 存在するもの。人・物など個々の存在物を,存在そのものと区別していう語。
- そんざいとむ 【存在と無】 〔原題 (フランス) L'être et le néant〕 サルトルの哲学的主著。1943年刊。即自存在に対置される対自存在としての意識・人間存在を「無」ととらえ,人間の即自‐対自への投企を存在と無の弁証法として解明する。