よしのすぎ 意味
- 【吉野杉】
吉野地方から産する杉材。酒樽などに利用する。
- よしの-すぎ [3] 【吉野杉】 吉野地方から産する杉材。酒樽などに利用する。
- しるしのすぎ 【標の杉】 (1)〔「我が庵(イオ)は三輪の山もと恋しくはとぶらひ来ませ杉立てる門/古今(雑下)」による〕 三輪の山のふもとにあって目じるしとなる杉。杉の標。 「三輪山の―も枯れはててなき世に我ぞ来て尋ねつる/元真集」 (2)伏見稲荷にある杉。枝を折って持ち帰り,長く枯れなければ幸運を授かるとする風習があった。 (3)酒屋の軒に看板がわりに掛けてある杉の葉。酒林(サカバヤシ)。 「
- よしの 【吉野】 (1)奈良県吉野郡の町。吉野川に臨む。中心の上市は古くから市場町として発達し,桜の名所で南朝の史跡が多い。製材業が盛ん。 (2)奈良県南部,紀伊山地中北部の吉野郡一帯の地域の総称。 (3)「吉野桜」「吉野織り」の略。 ; 【吉野】 姓氏の一。
- しのすすき 【篠薄】 (1)薄の株のように群れ生えている篠竹。また,篠や薄。篠の小薄。 「妹らがり我が行く道の―我し通はばなびけ篠原/万葉 1121」 (2)穂の出ていない薄。 「ほに出でぬ物思ふらし―まねくたもとの露しげくして/源氏(宿木)」
- しのすだれ 【篠簾】 篠竹で編んだ簾。
- あけぼのすぎ 【曙杉】 メタセコイアの別名。
- こころのすぎ 【心の杉】 心が誠実であるのを,まっすぐに生える杉にたとえた語。 「たれぞこの三輪の檜原(ヒバラ)も知らなくに―の我をたづぬる/新古今(恋一)」
- すぎの-よしこ 【杉野芳子】 (1892-1978) デザイナー・学校経営者。千葉県生まれ。型紙と仮縫いで体型に合わせた洋服を作る「ドレメ式」洋裁を考案し,全国組織の洋裁学校で普及させた。
- しのすねあて 【篠臑当】 鎧(ヨロイ)の臑当の一。篠金物(シノガナモノ)を布地に綴じつけたもの。
- ないしのすけ 【典侍】 内侍司の次官。定員四人。初め従六位相当,のち従四位相当。てんじ。
- そめい-よしの ソメヰ― [4] 【染井吉野】 サクラの一種。オオシマザクラとエドヒガンとの雑種。木の生長が早く,各地で栽植される。寿命は短い。春,葉に先立って開花し,花は淡紅色五弁。萼(ガク)・花柄・葉などに軟毛が多い。幕末の頃,江戸染井の植木屋から売り出されたのでこの名がある。吉野桜。
- みよしの 【み吉野】 地名「吉野」の美称。((歌枕))「春霞たてるやいづこ―の吉野の山に雪は降りつつ/古今(春上)」
- み-よしの 【み吉野】 地名「吉野」の美称。((歌枕))「春霞たてるやいづこ―の吉野の山に雪は降りつつ/古今(春上)」
- よしのおり 【吉野織(り)】 平織りの地に,縞または格子状に畦(アゼ)織りを入れた特殊組織の織物。吉野格子。
- よしのがみ 【吉野紙】 奈良県吉野から産出する紙の一種。こうぞで作り,きわめて薄い。
例文
- 吉野杉(よしのすぎ)は、主に奈良県中南部の吉野林業地帯(主に川上村、東吉野村、黒滝村)が産地の杉。