嬉し紛れ 意味
読み方:
意味
携帯版
- うれしまぎれ ④
うれしさのあまり他に注意が向かないこと。
- 悔し紛れ くやしまぎれ ④ 悔しさのあまり分別のない振る舞いをすること。 「―に八つ当たりをする」
- 苦し紛れ くるしまぎれ ④ 苦しさの余りにすること。 「―に嘘をつく」
- 嬉し うれし (形容詞「うれしい」の語幹)
- 紛れ まぎれ ◎ (1)まぎれること。入りまじって見分けにくいこと。 「どさくさ―」「夕闇の道たどたどしげなる―にわが車にてゐて奉る/源氏(空蝉)」 (2)形容詞語幹・動詞の連用形の下に付いて,感情の勢いに押されて,事の見さかいがつかなくなるさまを表す。 「に」を伴って副詞的に用いる。あげく。あまり。「腹立ち―にけとばす」「苦し―に大声を出す」「激した―に如彼(アア)は云つたけれどね/魔風恋
- 嬉しい うれしい ③ (1)(望ましい事態が実現して)心がうきうきとして楽しい。心が晴れ晴れとして喜ばしい。 ⇔悲しい 「久しぶりに会えて―・い」「優勝できて―・い」 (2)満足して,相手に感謝する気持ちになるさま。ありがたい。かたじけない。 「お心づかい―・く存じます」「(神が)なほ―・しと思ひたぶべきものたいまつりたべ/土左」 ﹛派生﹜——が・る(動ラ五[四])——げ(形動)——さ(名
- 嬉しさ 慶び; 愉悦; 喜び; 愉楽; うれしいこと; 歓び; 悦び; 歓; ジョイ; 悦楽; 欣び; うれしさ; 楽しいこと; 楽しさ
- 嬉しぶ うれしぶ うれしく思う。うれしむ。 「いきどほる心の中を思ひのべ―・びながら/万葉 4154」
- 嬉しむ うれしむ うれしく思う。うれしぶ。 「これをもつて―・む/日本書紀(推古訓)」
- 嬉し涙 うれしなみだ ④ うれしさのあまりに流す涙。 「―を流す」
- 嬉し顔 うれしがお うれしそうな顔つき・様子。 「―にも鳴く蛙(カワズ)かな/山家(春)」
- 気紛れ きまぐれ ◎ (1)気が変わりやすいこと。その時々の気分で物事を行うこと。また,そのようなさまや,そういう人。 「―な男」「いちじの―」 (2)(自然現象などが)その時々で変わりやすく,なかなか予測できない・こと(さま)。 「―な天気」
- 紛れる まぎれる ③ (1)入りまじる。(ア)他のものに入りまじって見分けがつかなくなる。 「子供が人込みに―・れる」「『願ひます』は涙に―・れ,がばと伏せば/色懺悔(紅葉)」(イ)物にまじって見分けにくい状況に乗じる。こっそり…する。「やみに―・れて逃げる」「家を見せじとにやあらむ,とく―・れいきにけるを/蜻蛉(下)」 (2)あることに気を取られて,ほかのことを一時忘れる。 「忙しさに―・れ
- 紛れ所 まぎれどころ はっきりと見分けにくい部分。 「あさましきまで―なき御顔つき/源氏(紅葉賀)」
- 紛れ物 まぎれもの まぎらわしいもの。人をごまかすもの。 「げに佞臣と忠臣の面は似たる―/浄瑠璃・国性爺合戦」
- 嬉しがらせ うれしがらせ ◎ 相手を喜ばせるような言葉や態度。 「―を言う」