牛健児 意味
読み方:
意味
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- うしこでい
〔「こでい」は健児(コンデイ)の撥音「ん」の無表記〕
「牛飼い童(ワラワ)」のこと。
「是は―がはからひか/平家 8」
〔用例の平家物語の部分は木曾義仲が「牛飼い童」と言うべきところを知らずに言った田舎言葉〕
- 健児 けんじ ① (1)元気な若者。 「全国の―が集まる国体競技」 (2)「健児(コンデイ)」に同じ。 ; こんでい ◎ (1)奈良・平安時代,軍団の兵士役が廃された代わりに設けられ,諸国の国府・兵庫などを警備した兵士。郡司の子弟,勲位者などから選ばれた。平安中期以降,軍事的な必要性も乏しくなり消滅した。こんに。 (2)「健児童(コンデイワラワ)」に同じ。
- 健児所 こんでいどころ 〔もと健児が詰めていたところから〕 諸国に置かれた国司の役所の一局の称。健児を統轄した。こにしょ。こんでいしょ。
- 健児田 こんでいでん ③ 奈良・平安時代,諸国において健児の食料にあてた不輸租田。
- 健児童 こんでいわらわ 武家時代,中間(チユウゲン)・足軽などの称。こんでい。 「―もしは格勤者なんどにて召つかはれけるが/平家 1」
- 健児の塔 けんじのとう 沖縄県糸満市の沖縄戦跡国定公園に建立された慰霊塔。沖縄戦で多くの死者を出した沖縄師範学校生(鉄血勤皇隊)を祀(マツ)る。
- 健児の社 けんじのしゃ 江戸時代,薩摩藩が郷中教育の伝統を受け継いで組織した,青年藩士のための社会教育機関。
- 力人・力士・健児 ちからびと 力の強い人。強健な者。また,勇猛な兵士。 「軍士(イクサビト)の中の―軽く捷(ハヤ)きを選り聚めて/古事記(中訓)」 →健児(コンデイ)
- 牛偏 うしへん ◎ 漢字の偏の一。「牡」「物」「特」などの「牛」の部分。
- 牛供養 うしくよう ③ 中国地方で,花田植えのとき,美しく飾った牛に田の代掻(シロカ)きをさせる行事。
- 牛伝染性鼻気管炎ウイルス ウシヘルペスウイルス
- 牛刀 ぎゅうとう ◎ 牛を切り裂く大きな包丁。 ――を以(モツ)て鶏(ニワトリ)を割(サ)く 〔論語(陽貨)〕 小さなことを処理するのに大がかりな手段を用いるたとえ。
- 牛仏 うしぼとけ 仏が,仮に牛の姿になって現れたもの。 「関寺といふ所に―あらはれ給ひて/栄花(嶺の月)」
- 牛博労 うしばくろう ③ 牛の売買・周旋を業とする人。牛屋。
- 牛人間 牛男; 牛女
- 牛原 うしはら 姓氏の一。