おおいぎみ 意味
- 【大君】
貴人の長女の尊称。二女は「中の君」,以下「三の君」「四の君」などといった。
- 【大臣】
「だいじん(大臣){(2)}」に同じ。
「誉田天皇,―武内宿禰を喚して/日本書紀(仁徳訓)」
例文
- (おおいぎみ)は、貴族の長女の尊称。
- (宇治の)大君(おおいぎみ) - 桐壺帝八の宮の長女。
- 偶然垣間見た宇治の大君(おおいぎみ、八の宮の長女)に思いを寄せるが、受け入れられぬまま死に別れる。
関連用語
うじのおおいぎみ: 【宇治の大君】 源氏物語の作中人物。宇治の八の宮の長女。薫を愛しながらその求愛を拒み,「総角(アゲマキ)」の巻で薫にみとられて死ぬ。宇治の姫君。八の宮の姫君。
うじ-の-おおいぎみ: ウヂ―オホイギミ 【宇治の大君】 源氏物語の作中人物。宇治の八の宮の長女。薫を愛しながらその求愛を拒み,「総角(アゲマキ)」の巻で薫にみとられて死ぬ。宇治の姫君。八の宮の姫君。
おおい-ぎみ: オホイ― 【大君】 貴人の長女の尊称。二女は「中の君」,以下「三の君」「四の君」などといった。
おおいもうちぎみ: 【大臣】 「だいじん(大臣){(2)}」に同じ。 「昔,左の―いまそがりけり/伊勢 81」
おおい-もうちぎみ: オホイマウチギミ 【大臣】 「だいじん(大臣){ (2) }」に同じ。「昔,左の―いまそがりけり/伊勢 81」
おおきおおいもうちぎみ: 【太政大臣】 「だいじょうだいじん(太政大臣)」に同じ。
おおき-おおいもうちぎみ: オホキオホイマウチギミ 【太政大臣】 「だいじょうだいじん(太政大臣)」に同じ。
ひだり-の-おおいもうちぎみ: ―オホイマウチギミ 【左大臣】 さだいじん
みぎのおおいもうちぎみ: 【右大臣】 ⇒うだいじん(右大臣)
みぎ-の-おおいもうちぎみ: ―オホイマウチギミ 【右大臣】 うだいじん
ひだりのおおいもうちぎみ: 【左大臣】 ⇒さだいじん(左大臣)
おお-ひめぎみ: オホ― 【大姫君】 貴人の長女の敬称。おおいぎみ。 おとひめぎみ 「―は東宮に参り給ひて/源氏(匂宮)」
こおおぎみ: 【小大君】 ⇒こだいのきみ(小大君)
こおお-ぎみ: コオホ― 【小大君】 こだいのきみ
やしないぎみ: 【養ひ君】 自分が乳母となって育てた人を敬っていう語。お育てした方。 「―の,比叡山に児にておはしますが/徒然 47」