おも-ちち 意味
- 【母父】
母と父。ちちはは。「ちはやふる神の御坂に幣(ヌサ)奉(マツ)り斎(イワ)ふ命は―がため/万葉 4402」
関連用語
おもちち: 【母父】 母と父。ちちはは。 「ちはやふる神の御坂に幣(ヌサ)奉(マツ)り斎(イワ)ふ命は―がため/万葉 4402」
ちち: 【致知】 (1)朱子学で,事物の道理をきわめ知ること。 (2)陽明学で,本然の良知を明らかにして完全なものとすること。 →格物(カクブツ)致知 ; 【遅遅】 ※一※ (ト|タル) (1)物事がすらすらと進まず,時間がかかるさま。 「―として進まず」「―たる歩み」 (2)日が長くのどかなさま。 「春日―たり」 ※二※ (名) おくれること。予定の時を過ぎること。 「水に
ちちよ-ちちよ: (副) ミノムシの鳴き声を表す語。平安時代,ミノムシは鳴くと考えられていた。「みのむし,いとあはれなり。…八月ばかりになれば『―』とはかなげに鳴く/枕草子 43」
おも: 【母】 (1)はは。母親。 「泣く子らをおきてそ来ぬや―なしにして/万葉 4401」 (2)うば。めのと。 「乳飲めや君が―求むらむ/万葉 2925」 ; 【面】 (1)表面。うわべ。 「池の―」 (2)顔。顔つき。 「―知る児らが見えぬころかも/万葉 3068」 (3)面影。様子。 「寝もとか子ろが―に見えつる/万葉 3473」 〔現代では「おもやせ」「おもやつれ
しちち: 【質地】 ⇒しっち(質地)
ちちご: 【父御】 他人の父を敬っていう語。ててご。 ⇔母御
ちちぶ: 【秩父】 (1)埼玉県西部,秩父盆地の市。石灰石を産出しセメント工業が発達。ブドウなどの観光農園も多い。近年まで絹織物を産した。 (2)「秩父絹」「秩父縞(ジマ)」などの略。 「―の絣(カスリ)」 ; 【知知武】 スズキ目の魚。全長約12センチメートル。ハゼの一種。いわゆるダボハゼは本種をさす場合が多い。佃煮にする。日本各地と朝鮮半島に分布し,汽水域や淡水域にもすむ。
ちちゅ: 【蜘蛛】 〔「ちちゅう」「ちしゅ」とも〕 (動物の)クモ。
ちちり: 【松毬】 松かさ。ちちりん。 「松の葉の散り失せぬ,―を拾ひ集め/浮世草子・新可笑記 4」
ちちろ: コオロギの異名。
ちち-いろ: [0] 【乳色】 不透明な白色。乳白色。
ちち-うえ: ―ウヘ [2] 【父上】 父を敬っていう語。 母上
ちち-うし: [2] 【乳牛】 乳をしぼるために飼う牝牛。ちうし。にゅうぎゅう。
ちち-おや: [0] 【父親】 男である親。男親。父。 母親
ちち-かた: [0] 【父方】 父の血筋に属すること。また,その親族。 母方 「―のいとこ」