うつしごころ 意味
読み方:
意味携帯版
- 【移し心】
移り変わる心。心変わり。
「―は色ことにして/古今(恋四)」 - 【現心】
現実の心。正気の心。しっかりした心。
「健男(マスラオ)の―も我(アレ)は無し夜昼といはず恋ひしわたれば/万葉 2376」
- うつし-ごころ 【移し心】 移り変わる心。心変わり。「―は色ことにして/古今(恋四)」
- うつしごと 【現事・顕事】 (1)現実の事。現世の出来事。 「大八島国の現(アキ)つ事,―事避(ヨ)さしめき/祝詞(出雲国造神賀詞)」 (2)正気でする事。意識してする事。 「年ごろの御ありさまは,―とやおぼしつる/とりかへばや(中)」
- しごころ 【詩心】 (1)詩を作ろうとする気持ち。 (2)詩を作ったり味わったりする心や能力。
- うつつ-ごころ 【現心】 本心。正気。うつし心。「絶えしものの音わが耳にはなほ聞えて,―ならず部屋に還りしが/文づかひ(鴎外)」
- あだしごころ 【徒し心】 変わりやすい心。浮気心。あだごころ。 「君をおきて―をわがもたば/古今(東歌)」
- むかしごころ 【昔心】 昔風の心。昔かたぎ。 「ただ片腹いたきを―にて身をうしなふ間/難太平記」
- うつつごころ 【現心】 本心。正気。うつし心。 「絶えしものの音わが耳にはなほ聞えて,―ならず部屋に還りしが/文づかひ(鴎外)」
- わたくしごころ 【私心】 個人的な感情。また,ひそかに抱いている思い。 「―から申し上げるのではございません」「むつかしき―添ひたるも苦しかりけり/源氏(東屋)」
- うつし 【移し】 〔動詞「移す」の連用形から〕 (1)「うつしばな{(1)}」に同じ。 「秋の露は―にありけり水鳥の青葉の山の色づく見れば/万葉 1543」 (2)「うつしぐら」の略。 「足疾き御馬に―置きて/源氏(夕霧)」 (3)「うつしうま」の略。 「中将―に乗りて/宇津保(初秋)」 (4)薫物(タキモノ)の香りを衣服などにたきしめること。また,その香り。 「けふの―は,ざかう・
- しごこうい 【死後行為】 ⇒死因処分(シインシヨブン)
- こころ-ごころ 【心心】 (名・形動ナリ) (1) 人それぞれの心。「人の―,おのがじしの立てたるおもむきも見えて/源氏(帚木)」 (2) 考え・思いが人さまざまであるさま。思い思い。「―なる人の有様どもを見給ひ重ぬるに/源氏(玉鬘)」
- はつしごと 【初仕事】 (1)新年になって初めてする仕事。 (2)新しい職場で初めてする仕事。
- やつしごと 【俏し事】 (1)歌舞伎の和事の一種。若殿や大家の若旦那などが,没落したり勘当されたりして卑しい姿となっているさまを演ずるもの。 (2)恋のためにやつれること。また,色恋。 「紅葉も風に―/常磐津・戻り駕」
- こころごころ 【心心】 (1)人それぞれの心。 「人の―,おのがじしの立てたるおもむきも見えて/源氏(帚木)」 (2)考え・思いが人さまざまであるさま。思い思い。 「―なる人の有様どもを見給ひ重ぬるに/源氏(玉鬘)」
- いきうつし 【生(き)写し】 (1)多く血縁関係の中で区別しにくいほど,よく似ていること。 「父親に―の子」 (2)生きているものをそのまま写すこと。しょううつし。 「水に影見ゆる蛍や―/毛吹草」