うつしびと 意味
読み方:
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- 【現人】
(1)(僧に対して)在俗の人。
「―にては,世におはせむも,うたてこそあらめ/源氏(手習)」
(2)(死者に対して)この世の人。
「―にてだにむくつけかりし人の御けはひを/源氏(若菜下)」
- うつし-びと 【現人】 (1) (僧に対して)在俗の人。「―にては,世におはせむも,うたてこそあらめ/源氏(手習)」 (2) (死者に対して)この世の人。「―にてだにむくつけかりし人の御けはひを/源氏(若菜下)」
- しびと 【死人】 死んだ人。しにん。
- しびとばな 【死人花】 〔墓所に多く生えるところから〕 ヒガンバナの異名。
- しびと-がえり ―ガヘリ [4] 【死人返り】 歌舞伎のとんぼがえりの一種。切られた俳優が頭を下げた状態で待ち,切った俳優の呼吸に合わせて,無反動で前にとんぼをきること。
- しびと-ばな [3] 【死人花】 (墓所に多く生えるところから) ヒガンバナの異名。
- むかしびと 【昔人】 (1)昔の世の人。古人。むかしえびと。 「―は,かくいちはやきみやびをなむしける/伊勢 1」 (2)昔親しくしていた人。 「ほのかに聞こえ給ふ声ぞ―にいとよくおぼえて/源氏(玉鬘)」 (3)昔気質(ムカシカタギ)の人。 「にべもない―/浄瑠璃・天の網島(上)」
- うつし 【移し】 〔動詞「移す」の連用形から〕 (1)「うつしばな{(1)}」に同じ。 「秋の露は―にありけり水鳥の青葉の山の色づく見れば/万葉 1543」 (2)「うつしぐら」の略。 「足疾き御馬に―置きて/源氏(夕霧)」 (3)「うつしうま」の略。 「中将―に乗りて/宇津保(初秋)」 (4)薫物(タキモノ)の香りを衣服などにたきしめること。また,その香り。 「けふの―は,ざかう・
- しびとがえり 【死人返り】 歌舞伎のとんぼがえりの一種。切られた俳優が頭を下げた状態で待ち,切った俳優の呼吸に合わせて,無反動で前にとんぼをきること。
- たのもしびと 【頼もし人】 頼みに思う人。頼りにする人。 「かの―は,行く先短かかりなむ/源氏(帚木)」
- もろこしびと 【唐土人】 中国の人。唐人(カラビト)。
- うつつびと 【現人】 この世に生きている人。また,出家せず俗世間にある人。 「かうまで―にて見るべかりしひとかは/狭衣 4」
- うつつ-びと 【現人】 この世に生きている人。また,出家せず俗世間にある人。「かうまで―にて見るべかりしひとかは/狭衣 4」
- いきうつし 【生(き)写し】 (1)多く血縁関係の中で区別しにくいほど,よく似ていること。 「父親に―の子」 (2)生きているものをそのまま写すこと。しょううつし。 「水に影見ゆる蛍や―/毛吹草」
- いき-うつし [0] [3] 【生(き)写し】 (1) 多く血縁関係の中で区別しにくいほど,よく似ていること。「父親に―の子」 (2) 生きているものをそのまま写すこと。しょううつし。「水に影見ゆる蛍や―/毛吹草」
- うつしいろ 【移し色】 移し花で染めた薄青い色。 「―なる織物を着たり/浜松中納言 2」