からうつし 意味
- 【空写し】
(1)カメラのシャッターを押しても,フィルムの入れ方が不完全なため写っていないこと。
(2)フィルムを送るためだけにシャッターを押すこと。
- くらうつし 【蔵移し・庫移し】 蔵入れした貨物を,蔵出しせずに他の倉庫に保管換えすること。特に,保税倉庫にある貨物を,他の保税倉庫に保管換えすること。
- から-うつし [3] 【空写し】 (1) カメラのシャッターを押しても,フィルムの入れ方が不完全なため写っていないこと。 (2) フィルムを送るためだけにシャッターを押すこと。
- うつし 【移し】 〔動詞「移す」の連用形から〕 (1)「うつしばな{(1)}」に同じ。 「秋の露は―にありけり水鳥の青葉の山の色づく見れば/万葉 1543」 (2)「うつしぐら」の略。 「足疾き御馬に―置きて/源氏(夕霧)」 (3)「うつしうま」の略。 「中将―に乗りて/宇津保(初秋)」 (4)薫物(タキモノ)の香りを衣服などにたきしめること。また,その香り。 「けふの―は,ざかう・
- うつらうつら (1)眠気や発熱などのため,意識がはっきりしないさま。うとうと。 「―しているうちに朝になった」「ちょっとの間―とする」 (2)ぼんやりしているさま。茫然(ボウゼン)。 「病衰(ヤミホホ)けた顔をして―としてゐる/多情多恨(紅葉)」 (3)まのあたり。まざまざ。 「―見まくの欲しき君にもあるかも/万葉 4449」 〔(1)(2)の「うつら」は「空(ウツ)」に,(3)は「現(ウツ)」
- うらうつり 【裏移り】 (1)印刷された紙がインクが乾かないうちに次々に積み重ねられたため,紙の裏面がインクで汚れること。 (2)(「裏写り」とも書く)表裏とも印刷した紙の,裏の文字や絵がすけて見えること。 「薄い紙で―(が)する」
- とらうつぼ 【虎鱓】 ウナギ目の海魚。全長90センチメートルに達する。成魚は暗褐色の地に不規則な暗色の斑状横帯と白色斑がある。後鼻管が著しく長く,口が完全に閉じられない。貪食で,小魚やタコを捕食する。魚皮をなめし革にして利用する。本州中部以南の岩礁域に分布。
- いきうつし 【生(き)写し】 (1)多く血縁関係の中で区別しにくいほど,よく似ていること。 「父親に―の子」 (2)生きているものをそのまま写すこと。しょううつし。 「水に影見ゆる蛍や―/毛吹草」
- いき-うつし [0] [3] 【生(き)写し】 (1) 多く血縁関係の中で区別しにくいほど,よく似ていること。「父親に―の子」 (2) 生きているものをそのまま写すこと。しょううつし。「水に影見ゆる蛍や―/毛吹草」
- うつしいろ 【移し色】 移し花で染めた薄青い色。 「―なる織物を着たり/浜松中納言 2」
- うつしうま 【移し馬】 供奉(グブ)の官人に馬寮から支給される乗り換え用の馬。うつしのうま。 「御厩より―ども引きたり/宇津保(藤原君)」
- うつしえ 【写し絵】 (1)描き写した絵。 「はあ,これは誠の鯉,―とはさら思はれず/浄瑠璃・双生隅田川」 (2)似顔絵。写生画。 「お僧の―なるぞ/読本・春雨(樊噲)」 ; 【映し絵】 ガラスに描いた絵をランプの光を用いて映写幕に映すもの。興行化して寄席などで行われた。幻灯。
- うつしおみ 【現人】 生きている現実の人間。この世の人の姿。 「我が大神,―有らむとは,覚(サト)らざりき/古事記(下)」 →うつせみ →うつそみ
- うつしがみ 【移し紙】 移し花{(1)}の紙。
- うつしくに 【現国】 人間の世界。この世。 「―の水に天つ水を加へて奉らむと申せ/祝詞(中臣寿詞)」
- うつしぐさ 【移し草】 〔染料とすることから〕 ツユクサの異名。