幽寂 意味
- ゆうじゃく ◎
奥深くてもの静かな・こと(さま)。
「―に造られたる平庭を前に,縁の雨戸は長く続きて/義血侠血(鏡花)」
- 幽宮 かくれのみや 神霊が人前に示現することなく永久に鎮まる宮。 「―を淡路の洲(クニ)に構(ツク)り/日本書紀(神代上訓)」
- 幽室 ゆうしつ ◎ (1)奥深くもの静かな部屋。 (2)牢獄。
- 幽居 ゆうきょ ① 俗世間を避けてもの静かな所にひきこもって暮らすこと。また,その住居。閑居。
- 幽客 ゆうかく ◎ (1)植物ランの異名。 (2)俗世を離れて静かに暮らす人。
- 幽幽 ゆうゆう ◎ 奥深く暗いさま。 「―冥々の中に感動せられ/明六雑誌 19」
- 幽婉・幽艶 ゆう-えん [0] イウヱン 【幽婉】 ・ イウエン 【幽艶】 (名・形動) [文] ナリ奥深く上品なこと。奥ゆかしく美しいこと。また,そのさま。「―極まりなき此の末段の音楽/ふらんす物語(荷風)」
- 幽幽たる ダーク; 薄ぐらい; 靉靆たる; 薄暗い; 暗い; 暗黒; 暗然たる; 幽々たる; うす暗い; 暗晦; 闇黒
- 幽妙 ゆうみょう ◎ 奥深くすぐれている・こと(さま)。 「あの―な香を嗅ぎ,あの辛辣な酒を味はひ/麒麟(潤一郎)」
- 幽庵漬(け) ゆうあん-づけ イウアン― [0] 【幽庵漬(け)】 幽庵焼き