弓弦楽器 意味
- きゅうげんがっき ⑤
⇒擦弦楽器(サツゲンガツキ)
- 弦楽器 絃楽器; gengakki; げんがっき; 弾物; 弦を有する; 絃; 胡弓; 弾き物
- 弦楽器・絃楽器 げんがっき ③ 強く張った弦を振動源とし,その振動を共鳴胴で増幅して音を出す楽器。楽器学では弦鳴(ゲンメイ)楽器といい,弦と共鳴胴の位置関係によってリラ属・ハープ属・リュート属・チター属の四種に分ける。一般的には,撥弦(ハツゲン)楽器・擦弦楽器・打弦楽器という奏法による分類も多用される。
- 打弦楽器 だげんがっき ④ 弦をハンマーや桴(バチ)などで打って音を発する楽器。ピアノ・洋琴など。
- 撥弦楽器 はつげんがっき ⑤ 指先・爪・義甲・撥(バチ)などで弦をはじいて奏する楽器。
- 擦弦楽器 さつげんがっき ⑤ 弓や棒で弦をこすって鳴らす楽器。バイオリン・胡弓(コキユウ)など。弓奏楽器。擦奏楽器。弓弦楽器。
- 弓弦 ゆづる ①◎ 〔「ゆみづる」の転〕 弓のつる。 ――を鳴ら・す 弓の弦を鳴らす。魔よけのまじないとして行なった。つるうち。鳴弦。 ; ゆみづる ◎ 弓に張る撚(ヨ)り糸。麻を撚り合わせたものに薬煉(クスネ)を塗ったものを白弦,さらに漆を塗ったものを塗り弦という。
- 弦楽 絃楽
- 楽器 がっき ◎ 音楽を演奏するために用いる器具。弦楽器・管楽器・打楽器・鍵盤楽器などの総称。
- 弓弦袋 ゆみづるぶくろ ⑤ かけかえのための弓弦を巻いておく具。革などで環状につくり,太刀に下げて携帯した。つるぶくろ。
- 弦楽・絃楽 げんがく ◎ 弦楽器による音楽。
- 管弦楽 かんげんがく ③ (1)種々の管楽器・弦楽器・打楽器を組み合わせた洋楽の大規模な合奏。普通,各声部に複数の奏者のいるものをいう。オーケストラ。 (2){(1)}で演奏する楽曲。 →管弦楽/「惑星」より第4曲「木星」 (ホルスト)
- 弓弦打ち ゆづるうち 魔物を退散させるために,弓に矢をつがえず弦の音だけさせること。鳴弦。 「―をしつつ夜めぐりするやうになむ侍る/宇津保(蔵開上)」 ; ゆみづるうち 邪霊などを退散させる目的で,弓の弦を弾いて鳴らすこと。つるうち。鳴弦(メイゲン)。 「是を以て,尾代,空しく―す/日本書紀(雄略訓)」
- 打楽器 だがっき ② 打つ,あるいは振ることによって音を発する楽器の総称。一定の音律をもつものともたないものとがある。また,木・金属の物質が音を出す体鳴楽器と,張られた皮をたたいて音を出す膜鳴楽器とに分類する。
- 洋楽器 ようがっき ③ 西洋の楽器。西洋の音楽の演奏に使う楽器。
- 管楽器 かんがっき ③ 管で作られている楽器の総称。吹き口から息を吹き込み,管内の空気を振動させて音を出す楽器。発生当時の材質から,木管楽器と金管楽器に大別される。
例文
- 打楽器としては鐘、磬、勾鑃、鐃、銅鼓などが、弓弦楽器としては琴、瑟などが、吹奏楽器としては笛などの種類が確認されている。