朱書 意味
- 朱書き しゅがき ◎ (1)朱で書くこと。 (2)楊弓で,二〇〇本のうち,五〇ないし一〇〇本的(マト)に当たること。また,その腕前の人。当てた者の名を朱で書いたことからいう。
- 朱料 しゅりょう ①◎ 俳諧の宗匠が,門人の作った発句に点をつけて受ける礼金。点料。
- 朱文金 しゅぶんきん ② 金魚の品種の一。フナとサンショクデメキンとの雑種。体表に赤・黒・白・青などの斑紋が散在する。
- 朱札 しゅざね ◎ 鎧(ヨロイ)の札(サネ)の朱色のもの。朱塗りの札。
- 朱彝尊 しゅいそん (1629-1709) 中国清代の詞人・学者。字(アザナ)は錫鬯(シヤクチヨウ),号は竹坨(チクタ)。明史の編纂に加わる。詞壇では王士禎と並称され,浙派の代表。著「経義考」「曝書亭集」「日下旧聞」など。
- 朱楽菅江 あけらかんこう (1738-1798) 江戸後期の狂歌師・川柳作者。江戸の人。本名,山崎景貫。通称,郷助。俳名貫立。号,淮南堂・朱楽館主人ほか。幕臣。和歌を内山椿軒に学ぶ。唐衣橘洲(カラゴロモキツシユウ)・四方赤良(ヨモノアカラ)とともに狂歌三大家の一。「故混馬鹿集」「絵本江戸爵」「狂歌大体」ほか。
- 朱引き しゅびき ◎ (1)朱線を引くこと。また,その線。 (2)中世以後,漢文訓読の際,朱線を引き,その本数・位置により,人名・官名・書名・年号などの区別を示したこと。[日葡] (3)江戸時代,府内・府外の境界を示すために地図上に朱線を引いたこと。 →御府内(ゴフナイ)
- 朱檀 しゅだん ◎ 〔「しゅたん」とも〕 「紫檀(シタン)」に同じ。